新訳 不安の概念

新訳 不安の概念

ビジネス・実用
1,584円 (税込)

7pt

3.5

個体的存在としての人間を定位するとき、罪、自由、信仰が不安の概念のうちに結びつく。ハイデガー、実存主義哲学に大きな影響を与えた思考の、デンマーク語原典からの新訳。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    不安や罪、恐怖について、原罪や哲学的視点から切り込んだキルケゴールの著書。それらの解決には宗教による信仰的側面が必要であると最終章で論述される。

    0
    2025年10月05日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     読み進めるのが難しい哲学書でした:創世記におけるアダムを通して考察を進める。アダムはもともと無垢であり無知であったため、無限の可能性をもっていた。禁断によってひとつの自由の可能性を目覚めさせ、アダムを不安がらせた。そしてアダムの最初の罪を通して、罪性がアダムの中に入ってきた。罪によって感性は罪性となる。無垢のうちの感性は罪性ではなく、性欲は罪性ではない。人間は霊と肉の綜合であるが、両者を統一するのが精神である。精神は自己に対して不安と関係する。無垢というのは野蛮さのことではなく精神によって規定される無知のことであり、これが不安である。ここには善と悪に関する知識は少しも見られない。現代は神話を絶滅させようとしながら、もろもろの神話を生み出しており、精神喪失の状況においてはいかなる不安も存在しない。不安によって精神をさらなる高みへと導いてゆくことがキリスト教の在り方である。

    0
    2019年07月21日

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