無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
日本の生命保険は客(契約者)の取り分(利益)が欧米に比べてものすごく小さいという話を聞いたのは、今から15年ほど前だった。しかし私はこの話を真に受けなかった。自分の生命保険の見直し時期が来て、「これまでの掛け金(保険料)の3倍の16万円を毎月お支払いください」と保険会社に言われるまでは。この25年間、毎月5万6000円を払い続け、ほとんど何も貰えない。保険料が払えなくなれば、払い込んだお金はほぼパーだ。一体、保険とは何なのか。その仕組みと、保険会社のいいようにされてきた経緯を詳らかにした“実録・私がバカでした”読本。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
私が社会人になった平成初期のころから、かれこれ25年近くこの本の著者である副島氏の本は読んでいます。その彼が初めて、日本の生命保険の商品についての本を書いています。
帯に「私が本当にバカでした」と書いてあるように、世界を含めた日本経済の解説をされるくらいなので、日本の生命保険についてもよくご存知だろうと思っていましたので意外でした。
私の場合、日本の生命保険商品の異常性は、今から20年ほど前、浅井氏の本で知りました。しかしその代わりにどの保険が良いかまでは書かれていなかったので(彼が紹介していたのは、ヘッジファンド等)会社の同僚から、県民共済が良いといわれてその時からずっと利用しています。毎年一回、それまでの1年間に支払った総額の3割程度が、この20年間確実に支払われているのは素晴らしいと思っています。
以下は気になったポイントです。
・同じ生保でも、国が干渉している団信(団体信用生命保険)と、まじめな「県民共済」は別である。県民共済はいい保険会社である(p21)
・主契約(終身)はほとんどなし、定期特約=掛け捨て、と「転換」で、積立部分を取り崩してほとんど残らないようにしてある(p27)
・客から集めたカネで自分たち社員と契約社員(代理店、営業職)の経費として使っている、集めたカネの8割くらいは客に戻すべきである、県民共済はこれをやっている、県民共済の経費率は3%、ニッセイの10分の1(p64,147)
・1997年4月に日産生命が破綻したのち、東邦生命、第百生命、大正生命、千代田生命、協栄生命、東京生命、大和生命の8社が、2008年までに破綻した(p67)
・日本人はほとんど死なない、65歳を越さないと誰も死なない。100人に一人程度。これが72歳でやっと2%となる(p106)
・交通事故で死ぬ人は年間3532人@2018で、生保に入っているのは1割程度なので、生保の支払いリスクはほとんどない(p123)
・ユダヤ商人が始めた保険(1200年くらいから)は、海賊・スペイン帝国戦艦・ハリケーンのどれにも遭わなければ利益は10倍にもなったので、帰ってこなければ保険金を払った(p143)
・生保業界の「更新」は、前の契約内容を破壊して、客が積み立てた資金を盗み取って全く新しい契約に変えること、これをするたびに生保のおばさん、本社が経費を取る(p153)
2019年8月12日作成
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
小説・文芸
ビジネス・実用