中世を道から読む

中世を道から読む

770円 (税込)

3pt

4.2

乱世を生き抜かんとする戦国武将たちの最大の敵、それは自然現象と道路事情だった。積雪、河川の増水。兵を動員するにも道を押さえねばならない。交通を押さえる者が勝利をおさめる。知られざる中世の交通・兵站と情報網に迫る!

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中世を道から読む のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2015年06月28日

    中世の書状の中によく書かれている「路地不自由」の意味を、他の文献や明らかになっている史実などの証拠に基づいて、状況ごとに丁寧に説明している本。実在する多種多様な古文書を例題として、自然地形による制約、天候による制約、政治状況による制約を区別して論じており、とても分かりやすい。また、中世の鎌倉街道の盛...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年04月03日

    Lv【初心者】~【中級者】鎌倉・室町東国・戦国を知ってるとなお面白い!

    初っ端から俺様の孫・息子・そして家宰の「通路不自由」の言い訳が乱舞する面白構成!
    っていうかお前ら言い訳しすぎだろ!www

    鎌倉・室町・戦国時代の例が巧みにクロスオーバーする。
    後北条氏や上杉謙信もよく登場するな。

    そして...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月02日

    中世の道路交通について、その困難さを文献から迫ってます。中世は地図が無い、あちらこちらでドンパチやってる、川は氾濫する、雪が降れば通れないし溶ければ川が暴れると、今みたいに気楽に出かけられる状況では無かったようで。特に川は、今はダムで水量を減らしているので渡れそうに見える川も当時は雨が降れば大暴れだ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年07月25日

    <目次>
    はじめに
    第1章  路次不自由
    第2章  川を渡り、峠を越える
    第3章  道は誰のものか
    第4章  すべての道は鎌倉に通ず?

    <内容>
    歴史も視点を変えると違って見えることを証明した本。単純に行きたくないので上杉謙信や北条氏政が手紙でごまかしたのではなく、利根川の渡渉は中世においてはかな...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2010年12月17日

    [ 内容 ]
    積雪、河川の増水、険峻な峠…。
    交通を制する者だけが乱世の勝者となる!

    [ 目次 ]
    第1章 路次不自由(古文書は語る;戦国人の時空間;政治・軍事・自然)
    第2章 川を渡り、峠を越える(越すに越されぬ利根の流れよ;舟橋を架ける;峠の鬼、そして地蔵)
    第3章 道は誰のものか(越境可能な...続きを読む

    0

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