BB/PP

BB/PP

1,771円 (税込)

8pt

4.0

沙汰のかぎりを尽くし、生身の女の血肉にはもう飽いた、という現代の青ひげ公BBが余生の伴侶として購入した最高級の人工知能を持つ美しい女PP。夫への愛と尊敬のみをインプットされ、世界のことも異性のことも何も知らない真っ白なカンバス地のようなこの女なら愛せるようになるかもしれない、切り刻みたくなったりはしないかもしれない、と密かに思うBBだったが……。衝撃の表題作ほか全9編を収める芥川賞作家の傑作小説集

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BB/PP のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年12月23日

    好き嫌いがはっきりわかれるだろう、この短編集は。スノッブって言ってしまったらみもふたもないかもしれない。
    でも、年を重ねて過去の記憶と向き合うことって、たとえばあの頃は良かったって思うのはやっぱり、人生は綺麗なだけじゃないし、本当のことは誰にも見えないんだよなっていうことをすごく考えることにつながっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年09月26日

    『人間って、結局、自分の身の丈相応でしか他人を判断できないんだよね』―『ミステリオーソ』

    例えば村上春樹の小説によく登場する暗い穴。作家はその底をよくよく覗き込んで人の奥底に潜む凶暴な人格を暴き出そうとする。しかし村上春樹の小説で描かれるそれは、所詮(と言ってよければ)カエルくんによって元の暗い地...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月23日

    「BB / PP」(松浦寿輝)を読んだ。

    短篇集。

    表題作の「BB / PP」はかなりグロテスクで、それは私に映画「エクス・マキナ」(監督 : アレックス・ガーランド)を思い出させる。

    それ以外はどれもモノクロームの写真を眺めているような静けさを纏い、あるいは色褪せた古い写真を眺めているような...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年07月08日

    途中まで。
    なんというか、難しいというか理屈ぽいというか……。
    「手摺りを伝って」が何気におもしろかった。過去の出来事の想起を夢の中で行うっていうのは、SFちっくだけど、脳科学の視点からすれば割とよくある話で。ただ、作中にもあったけど、都合のいいように出来事が曲げられてることもあるんだよね。

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