傾城の姫は生真面目な婚約者に溺れる

群田景 / 咲

秋津国はアルビオン王国との婚姻による結びつきを決め、太守家の娘、雪代を送り込む。麗しくたおやかな雪代は、実は裏の教育を施された傾城の姫であった。雪代は政略結婚の相手であるジェレミーを虜にしようとするが、彼に心惹かれるあまりうまくいかない。一方、ジェレミーもまた、雪代の少女のような愛らしさに戸惑い、どう接していいのかわからず困惑していた。互いに相手を想いながらも本心に気づかず、己の役目を果たすことを迫られて苦しみ、すれ違う毎日。さらには秋津国の外交特使の鶴木が現れ、雪代の体たらくを責め、ジェレミーに雪代が気に入らぬなら取り換えると言って揺さぶりをかけてきて――

• カテゴリ: ライトノベル
• ジャンル: 女性向けライトノベル
• 出版社: 夢中文庫
• 掲載誌・レーベル: 夢中文庫セレナイト
• 電子版発売日: 2019年03月15日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 3MB

[ぬぬぬ · ★★★☆☆]

設定はおもしろい

なんかひとつ学んじゃいました。傾城、そういう意味なのね〜
この設定はかなり好きですね。
ただ、ヒーローの仕事とか、情報が少なすぎな感じが否めませんね。
想いが通じてからもなんだかあっけなかったです。
いい設定なんだけどなぁ。

[オノマ 都辺 · ★★★★★]

とても面白い

エロはない。
内容はとてもとても面白い。

おぼこい姫が生真面目軍人を国の命令で籠絡しようとする話。
姫はうまく籠絡出来ず右往左往、しかもターゲットの軍人に恋をしてしまって八方塞がり。
軍人も軍人で素直になれずに姫に冷たく当たってしまう。
すれ違いぶりも違和感なく、大大円のハッピーエンド。

硬い語り口で一瞬取っつきにくいが、読みやすい文章で物語に入っていける。
欲を言えば２人がいちゃいちゃしてるシーンをもっと読みたかった。

２人がいちゃいちゃしながら文化の違いとかの問題を解決したり、そういうのを楽しんだりしてるような続編あるなら読んでみたい。

久しぶりに今後も楽しみな作家さんでした。
面白い話をありがとう。