しんぶんのタバー

萩原弓佳 / 小池壮太

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イスーン国の王さまは、イスが大好きで色々なイスを集めています。ある日、もっといいイスを集めたいと思った王様は、一番いいイスを決める「いいイスコンテスト」を開催することにしました。その知らせを見たイスたちは、我こそは、とお城を目指しました。同じように、コンテストに参加したくなったのは、おばあさんに新聞を束ねてしばってもらった「しんぶんのタバー」です。他のイスと同じように、お城を目指しますが、途中、他のイスたちに「きみは、イスではない。ただのゴミだろう」と言われてしまいます。それでも、タバーは前に進み、途中、あしが折れたゆりイスや、バネが飛び出たソファーに出会うと、励ましたり、自分の新聞やひもを使ったりして助けました。お城の人を呼ぼうと急いだタバーは、到着すると同時に力尽きてしまいますが……！？ 自分のことだけでなく、他人を助けようと行動できる思いやりが感じられる、心温まる幼年童話。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 児童書 / よみもの
• 出版社: PHP研究所
• 掲載誌・レーベル: ＰＨＰとっておきのどうわ
• ページ数: 80ページ
• 電子版発売日: 2019年03月08日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 80MB

[ブクログ · ★★★★★]

「イスーン国の王さまは、イスが大好きで色々なイスを集めています。ある日王様は、「いいイスコンテスト」を開催することにしました。その知らせを見たイスたちは、我こそは、とお城を目指しました。
　おばあさんに新聞を束ねてしばってもらった「しんぶんのタバー」も、他のイスと同じように、お城を目指しますが、途中、他のイスたちに「きみは、イスではない。ただのゴミだろう」と言われてしまいます。
　それでもタバーは元気にお城に向かいます。
　自分のことだけでなく、他人を助けようと行動できる思いやりが感じられる、心温まる幼年童話。」

かわいくてシュールでおもしろい。
イスーン王国、新聞のタバーって名前がいいよね。
イスたちが自分達で歩いてお城に向かうのもおもしろい。ラストもとてもよかった、タバー以外にもバランスボールや段ボール、切り株だって、イスよね。うんうん。
小学校低学年、小学校中学年むき。話は大人でも楽しめる。