「古今和歌集」の創造力

「古今和歌集」の創造力

1,408円 (税込)

7pt

4.0

なぜ梅にはウグイスなのか。なぜ秋は悲しいのか──。あらゆる詩歌や文学的感受性の〈型〉を創りあげた『古今和歌集』。第一線の古典和歌研究者が、レトリックと配列の緻密な分析から、天才編集者・紀貫之の企図を大胆に読み解く。

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「古今和歌集」の創造力 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    以前読んでまたもう一度読み直しています 今回は線を引いてメモを取ってしっかり読み込みました 古今和歌集は源氏物語や万葉集と違って解説本が極端に少ないためとても貴重です 

    0
    2024年09月23日

    Posted by ブクログ

    全く興味を持って来なかった領域の読書ですが、作者の語り口に魅了され一日で読み終わりました。「やまと歌は、人の心を種として、よろずの言の葉とぞなれりける」という紀貫之の言葉から「こころ」「ことば」を組み合わせて「型」つくっていく、その「型」が日本人のメンタリティを生み出していく。国文学という地道な研究

    0
    2019年01月27日

    Posted by ブクログ

    一度に全ては理解できないような高度な深い内容。
    何度も再読しながら、古今集の奥深さを理解していきたい、そんな作品。

    古今集は現代人の私たちにとっても、創造性に満ちた興味深いもの、と著者は言う。決して古くさくない、と。

    現代日本人の季節感や人生観のベースとなっているだろう、古今集。この本と巡り合っ

    0
    2024年08月13日

    Posted by ブクログ

    古今和歌集の成立に関する説、撰者の編集にかけた工夫、枕詞や序詞や見立てなどのレトリック、古今和歌集を軸に見た和歌史などについて触れていて、和歌そのものへの理解が深まったし面白い。

    0
    2022年10月29日

    Posted by ブクログ

    読書会課題本。読書会という機会がなければ絶対に手を伸ばさなかったジャンルだが、思った以上に楽しめた。和歌鑑賞入門としては良書。さすが「古今和歌集」と何十年も向き合ってきただけあって、その構造分析などは学ぶところが多かった。ただ「古今和歌集」の影響は現代のポップスにも与えたとするなど、日本文学の多くの

    0
    2021年02月28日

    Posted by ブクログ

     三大勅撰歌集と言われるが、私自身が万葉・新古今に比べて、あまり親しみがなかった。おそらく百人一首には最も多い数が出てくるはずではあるが…。正岡子規は古今集をそして編者の紀貫之を酷評していたらしい。しかし、それは伝統を破ろうとしない同時代の歌人への攻撃だった!貫之も古今も実は評価していたとは子規らし

    0
    2019年02月27日

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