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日本の民衆史に登場する幻人・幻獣・幻霊と呼ばれる「実在しないのに実在する」不可思議な生物たち。日本人の豊かな想像力と精神性が生み出してきた、彼らはいったい何者なのか? 天狗・轆轤首・青鬼・赤鬼・黒鬼・河童・人魚・猫股・九尾の狐・多頭大蛇・土蜘蛛……など、114種類の生物について、特徴や確認された場所などを、歴史文献を用いて解説。多岐に亘る史料を渉猟してまとめた、妖怪・幻獣ファン必携の完全保存版!
【目次】擬人的妖怪編/魚と亀の変化/龍蛇類の変化/獣類の変化/鳥類の変化/湿性類の変化
【登場する生物】天狗/青鬼・赤鬼・黒鬼/地獄の鬼/河童/魑魅/魍魎/人魚/龍/大蛇/くだ狐/狢/鎌鼬/鵺/土蜘蛛/麒麟… 114種類
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Posted by ブクログ
鬼。おぬ(隠)の訛り。鬼は隠れていて、その形を表わさないものだから。「現世から隠れたもの」にたいしても用いる。p.13
だいだらぼっちの足の跡とされる場所が日本各地にある。p.39
阿紫(あし)。美女に化けて男を誘い、精気や財産を搾り取る狐。淫婦(いんぷ、みだらな女)。p.107
狐火。原因不明の火が現れる怪異現象。p.109
ある屑屋(くずや・廃品回収業者)の男が、茂林寺(もりんじ)の和尚から怪しげな茶釜を買いとる。茶釜の正体は狸で、踊り芸ができるという。名は「分福茶釜」。男は見世物小屋で狸(分福茶釜)を躍らせ、大儲けする。屑屋は満足し、茶釜を茂林寺に返す。茶釜はいまでも茂林寺(群馬)に保管されている。p.117
鵺(ぬえ)。手足は虎、尾は蛇、顔は猿の生物。得体の知れない、とらえ所のないことを「鵺(ぬえ)のような」という。p.157
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