没イチ―パートナーを亡くしてからの生き方―

小谷みどり

夫を突然死で失った著者は、自らの境遇をバツイチならぬ「没イチ」と呼びます。死別の喪失感は抱きつつも、せめて亡き人の分も楽しく生きようと提案します。没イチゆえの人間関係や日常生活、さらに自身の終末期から死後まで――知っておいて欲しい心得の数々を、没イチ仲間の会「没イチ会」メンバーの体験談とともに一冊にしました。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー
• 出版社: 新潮社
• ページ数: 208ページ
• 電子版発売日: 2018年11月09日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 6MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

パートナーと死別した人を没イチと呼び、その生き方を考える。
老後を考えているつもりでも、想定していないことがまだまだあるなぁと。
自分がひとりになったときはもちろん、自分が先立ったケースも準備しとこう。

「死後離婚」という言葉もあるのね〜。

うろおぼえメモ
●昔は、夫が死んだら妻が元気になるといわれていたけど、高齢化に伴い、夫が死ぬころには妻も出歩ける年齢ではなくなっているケースが増えている。

●「死別したら、悲しいはずだ」「さびしくて何もする気がおきず当分は引きこもるはずだ」という世間の偏見が、没イチ当事者を苦しめ、行動を規制してしまうのです。