原発事故と「食」 市場・コミュニケーション・差別

原発事故と「食」 市場・コミュニケーション・差別

902円 (税込)

4pt

4.0

農水産物の一大供給地であった福島は、3・11以後、現在にいたるまで、「デマ」や風評が飛び交い、苦しい状況に追い込まれている。一方で、原発事故と震災の忘却は着実に進行している。本書は、流通や市場の課題、消費者とのコミュニケーション、差別の問題などから、「食」について多面的に論じる。「食」を通して、あの事故がもたらした分断を乗り越えられるのか――。これからの社会を考える試み。

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原発事故と「食」 市場・コミュニケーション・差別 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年06月27日

    2011年3月11日福島原発メルトダウン事故により、福島の農林水産業は多大な被害を受けた。そして、10年経って原発メルトダウン事故は風化しつつある。ただ、福島の農産物は、未だに風評被害があり、その風評被害が固定化し、定着している。福島の放射能に関する科学的な知見は多く明らかにされつつある。緻密で、具...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月24日

    大切な人からもらった一冊。食と外からフクシマにかかわる身として、これから自分がどうしていけばよいかを考えるきっかけになりました。

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    Posted by ブクログ 2019年04月17日

    柏在住で、地元農産物の放射能汚染問題に関わった社会学者による、福島の食問題の考察。
    原発関連の問題は大きすぎて議論が混乱するので、課題の切り分けが大切、との主張は頷ける。
    また、深くからまった問題による社会的分断の解消は容易ではないが、信頼関係が構築できれば、異なる意見を持つ人も信頼しうる人の説明に...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2018年03月24日

    福島県産の農水産物を買うか買わないかについて、2011年3月以降、誰もが一度は考えたであろう。その後、「食べて応援」と積極的に購入する人がいる一方、福島のみならず東日本産のものは一切買わないという人までいると聞く。
    著者は、そういう分断が起きた原因、現在も埋まらない溝がある理由について、どちらか一方...続きを読む

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