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Posted by ブクログ
文化とは「人の精神を形にしたもの」である。文化は経済力が無ければ発展しない。
中世には「不平等・不自由」「神がいる」近代は、「自由・平等」「神はいない」
近代より人々は存在意義を消失し孤独に陥った。
近代より人々は自由の存在意義を他者との差別化により見出す。ゆえに互いの自己主張は他社の存在の侵害にもなり、しかし相手の承認なしでは存在出来ず、離れられないから対立が産まれる。本当は対立より相互に理解し合い、承認し合えたらいいのにね。
もし、自己の主張が認められなければ、自己の存在は孤独に陥り、不安から敵意が産まれ、自己防衛のヒステリーを引き起こす。
事故が他社の主張を認められない場合も、他社は脅威となり不安と敵意、ヒステリーをこちらも引き起こす。
対立の本質は自己と他者が互いの主張を理解し承認することが出来ないが故に存在意義が成立せず不安や敵意を産み出してしまうのだ。
Posted by ブクログ
・独裁の利点は、大胆かつ迅速に組織を動かせること。独裁が成り立つ条件は二つ。一つは短期間であること、もう一つは独裁を行う側とそれに従う側の間で合意が成り立っていること
・7世紀頃までは絹の道が中国とインドやペルシアをつなぎ、12世紀には海の道を使用したイスラーム商人がヨーロッパとアジアをつなぐ形で活躍した。13世紀にはモンゴルがユーラシア大陸を征服することで東西交流が活発化した。そして、近代に入ると世界の一体化の中心はヨーロッパ人に移る。大航海時代(15〜17世紀)には、ヨーロッパが世界へ進出して「近代世界システム」を構築する
・ガンディーが『偉大なる魂』と呼ばれた理由。問題の解決のために、自ら先頭に立ち、己の命を投げ出す覚悟をもって戦った
・1937年盧溝橋の偶発的な武力衝突事件をきっかけに日中戦争がはじまる。政府も日本陸軍も中国への派兵にははっきりと反対の意思を持っていた。にもかかわらず、いざ閣議となると、場の空気により中国への派兵に同意するという意思決定がなされた。近衛首相には意思決定者としての当事者意識、責任者意識がなかった
・マレー沖海戦を境に、それまでの大鑑や巨砲中心から航空機中心の先頭に変わった。米英はその変化に即座に対応したのに対し、日本はそれができなかった。変化を察知する洞察力、変化に対応する決断力、日本にはこれが欠けていた
・主権国家、それ自体が戦争の原因である。EUは、主権国家を否定することにより、各国の国境をなくして「新しい共同体」をつくるという発想
Posted by ブクログ
予備校講師が贈る、「ヨーロッパ近現代史入門」&「歴史の見方入門」。
本書の性格は二つ。
まずは、現在の世界がなぜこのようなのか、を理解するために、ルネサンス以降のヨーロッパ史を分かりやすく解説している。
歴史の流れを説明するのに、数多くの方法がある中で、入門書ということでシンプルに因果関係を整理することで、何故このような流れで展開していったかを大変理解しやすく解説している。
もう一つの性格は、今後も歴史を勉強していくにあたって有用と思われる「歴史の見方」を読者に身につけてもらおうという試みである。
「歴史の見方」と書いたが、その中身は「歴史の法則・パターン」といったものになっている。もちろん、人間社会の出来事に完全に普遍的な法則というものは存在しえないのだが、やはり「こうなったら、こうなる」というある程度の傾向はある。
それを実際の歴史に即して学んでいくことで、今後ほかの歴史を学ぶときや、現代の政治社会を見る際に、その背景を理解する力を養い、次の展開を予測する基礎とできるものである。
二つの試みに一貫している姿勢は、とにかく噛み砕いた平易な言葉で因果関係を説明していくことで、ここまで築き上げられてきた歴史も我々と同じような「人」が積み重ねてきた、身近なものだということを感じ取ってもらおうという著者の想いであるように思う。
歴史的事実を学ぶ本としては物足りないものの、それを補って余りある、良い入門書になっていると思う。
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