改訂新版 ものの見方について

改訂新版 ものの見方について

924円 (税込)

4pt

3.7

日本が真の民主的な文化国家となるために、これまでの考え方のスタイルでよいのか。西欧の新しい問題を考えるとき、日本人はいかに対処すべきなのか。「イギリス人は歩きながら考える。フランス人は考えた後で走りだす。そしてスペイン人は、走ってしまった後で考える」。朝日新聞の特派員としての滞欧8年にわたる体験をもとに、諸国民のものの見方や考え方を探り、憂国の感慨と熱情により書かれた戦後日本のベストセラー。

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改訂新版 ものの見方について のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月27日

    洞察力と説明力がスゴイ人。戦後すぐにこのような本を書ける人がいたのにその後七十余年経ってもこの国は全く変わっていないんだな。と言って政府責めてばかりもいられない。国民の意識の持ち方にも問題がある。自分も著者と同じようにイギリス型でありたいと思っているが、自己分析では現在ちょっとフランス寄りかも。

    0

    Posted by ブクログ 2022年10月09日

    イギリス人は歩きながら考える。それは経験主義と表裏一体であろう。歩んできた道の延長に物事を考えようとする姿勢だからである。しかしそれは、狭い範囲で物を考えることになりかねない。そのためイギリスには、集団で議論しながら考える文化があるという。この「議論しながら考える」もまた「歩きながら考える」ことに他...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年10月01日

    戦後の古い書だが、イギリス人、ドイツ人、フランス人、それぞれの国柄と思想がわかりおもしろい。日本の国柄と思想、影響を与えた歴史と文化を考えると、明治期の西洋化は大きな方向転換だったことを思い知る。過剰に西洋文化を取り入れたが、それまでに築いてきた独自の日本文化にはなじまずに消化不良が起こる。政治形態...続きを読む

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