ファミコンに育てられた男

フジタ

小学校入学の直前、母親が急死する。機を同じくして父親は同級生の母親と暮らすようになり、著者は突然一人ぼっちになる。小学生にして、たった一人で生きていかなければならなくなった著者を絶望から救ってくれたのはファミコンだった。ファミコンをすることで孤独を忘れ、人生を教わった著者の壮絶な半生――。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: 雑学・エンタメ / サブカルチャー・雑学
• 出版社: 双葉社
• 電子版発売日: 2018年08月17日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 9MB

[ブクログ · ★★★★★]

本当にこんな小学生がいたのか、と衝撃。
彼は今も苦しんでいる
自身を救ったのはファミコンのゲーム、と著者は再三書いているが、救ったのは他ならぬ彼自身のユーモア観である。

[まっつん · ★★★★★]

同世代の衝撃

フジタさんの事はyou tubeで初めて知りました。
同じ世代で懐かしいファミコンネタになんとなく観ていました。
ただ目が笑っていないというか何処かで闇を感じる方だなと常々思っておりました。
本作品を読み、自分が感じていた事の事実に触れた気がします。
これからも応援したいです。
頑張ってください。

[ブクログ · ★★★★☆]

　ファミコンでゆとり教育が語れるとはさすがだ。

　ゆとりゆとりというがどの時代においても良い悪いはあるものでそれを把握しなければ一概には言えないのかもしれない。

　だが、最近の・・・緩すぎる。


　フジタという男、壮絶な過去を持ちながらしっかりと生き抜いている現在、感心する。だがどうしても好きになれない。

　ファミコン芸人としてではなく、藤田真也としてならばどうか。それだと気色が薄れること間違いないだろう。

[ブクログ · ★★★☆☆]

弟から半ば無理やり受け取らされた１冊(笑)
ファミコン芸人なんて知らなかったが、私と同い年ということで、内容はなつかしいものばかりであった。
忘れ去られていた記憶がふと甦るという体験をさせていただいたという意味で、評価できるかなと。
「闘いの挽歌」がめっちゃささった(笑)

[ブクログ · ★★★☆☆]

世代的にツボであるファミコンゲームにまつわるエッセイと、著者の「ファミコン芸人」としての自伝と、２本柱の構成。自伝部分は相当型破りな生い立ちが語られる。

一作ごとに、初恋の思い出であるとか、亡き母の記憶など、様々な記憶が紐づけられているところがリアル。クソゲーに対する偏愛も、読んでいて楽しく、Youtubeとは違った味わい。

[ブクログ · ★★★☆☆]

出だしが、結構オドロキました。
あとは目次でも分かるように無理繰りに生い立ちとファミコンをつなげています。が、読み流す分には、ゲーム世代あるある、で面白いです。