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国際化の必要性が叫ばれ始めた1980年代以降、英語教育は常に議論され続けてきたが、特にここ数年「グローバル人材」育成に向けて様々な提言がされてきている。小学校からの早期英語教育、英語による教室指導、外部テストの導入、教員の英語力強化などだ。その裏側には、「英語は全世界の人々をつなぐ」「英語力は経済的成功をもたらす」という、ほとんど信仰のようなものが横たわっている。しかしそれは本当なのだろうか? 海外の大学で25年教鞭をとってきた言語教育学者が、日本人の中に深く根を張る「英語への信仰」と「幻想」を、10のポイントに分けてあぶりだす。
...続きを読むPosted by ブクログ 2020年02月02日
<英語教育は早くから始めた方がいいという考え方の根拠として、最初に引用したように、「子どもであれば物怖じせず自己表現でき、スポンジのように音声を吸収する、発音もよくなる」といった発達段階による学習態度と学習効果のアドバンテージがよくあげられます。また、外国の人と自然に接することができるようになる、異...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月08日
日本人の英語教育に対する「常識的な考え方」を「幻想」として10個取り上げ,「本来,外国語を学ぶというのはどういうことなのか」を解説してくれています。著者は,応用言語学という学問の立場から語ってくれていますが,わたしは,こんな学問があることは本書を読むまで知りませんでした。
さて,2020年度から...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月28日
日米同盟を補完するための英語教育という視点は新しかった。さらに、英語の国を中心、周辺、その周囲の国と3グループでわけているのも新しい視点であった。
白人英語という視点、また人種は生物的な観点や科学的観点ではない、ということが今日の新聞にも掲載されていたのは、もう一般的な事実でもまだ間違っている人が...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年09月15日
「幻想」が10個。それぞれに気付かされたり、学びがあった。
幻想1
アメリカ・イギリス英語こそが正当な英語である
幻想2
ことばはネイティブから学ぶのが一番だ
幻想3
英語のネイティブスピーカーは白人だ
幻想4
英語を学ぶことは欧米の社会や文化を知ることにつながる
幻...続きを読む
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