ひとり空間の都市論

ひとり空間の都市論

825円 (税込)

4pt

4.0

同調圧力が強い日本社会における「ひとり」。彼らが異質な存在としてみなされる一方で、現実の日本の都市には、カプセルホテル、ひとりカラオケ、ひとり焼肉店など、ひとり客向けの商業施設が溢れかえっている。そもそも孤独と自由が背中合わせの都市生活では、「ひとり」でいることこそ、歴史的にも“正常”だったはずだ。今日ではさらに、「ひとり」が存在する空間は、モバイル・メディアの普及を受けて増殖し、新しい形態へと進化を遂げつつある。その新しい特性とは何か。「みんな・絆・コミュニティ」へと世論が傾くいま、ひとり空間の現況と可能性を、いまいちど問い直す。

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ひとり空間の都市論 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年05月28日

    どんな住宅がこれから要望されるかと思って、本を読んでいるのだが、なかなかストライクゾーンが見えなかった。
    それが、この本を読んで、やっとフロントガラスの景色がはっきりと見えてきた。
    それは、都会とは「ひとり空間」で成り立っているということだ。ひとり世帯が、東京では45%を超えている。
    都会は、一人の...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年03月19日

    一人焼き肉、一人カラオケ、漫画喫茶など、世界でも類を見ない一人空間に溢れる日本。
    一方でひとりに対してポジティブな視線を向けられることは少ない。
    筆者は「都市空間ではひとりである状態が当たり前だ」という前提に立った上で、なぜ日本にはこうまでしてひとり空間に溢れるのか?を住空間から商業空間まで幅広い視...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2018年03月03日

    <目次>
    序章   『孤独のグルメ』の都市論
    第1章  ひとり・ひとり空間・都市
    第2章  住まい~単身者とモビリティ
    第3章  飲食店・宿泊施設~日本的都市風景
    第4章  モバイル・メディア~ウォークマンからスマートフォンまで
    終章   都市の「ひとり空間」の行方

    <内容>
    まじ社会学の本でした...続きを読む

    0

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