保守の遺言

保守の遺言

770円 (税込)

3pt

4.0

「主語は最後に現れる」(J・オルテガ)といった調子で、状況論を語るなかでおのれに能動的な意志の最後の一片が残っていると判明すれば、そのくすぶりをできるだけ整理して表現してしまうとおのれの脳も空っぽになり、たぶん能動的に自死に着手できるであろう──稀代の思想家・西部邁、絶筆の書。自裁に込められた真意とは。

...続きを読む

保守の遺言 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年04月16日

    思想はもちろんのこと、培われた環境、思考法、引いてくる言説。全く異なる、いや世間的にはむしろ真逆からのアプローチであるにも関わらず、なんと斎藤幸平の「人新世の資本論」とさらに宮台真司と結論をほぼ同じにしている。

    これはいつか訪れるであろうユートピアを夢想するものの共通概念。全く難解なことではない。...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年04月26日

    2018年1月21日に多摩川で入水自殺した西部邁の遺言です。あとがきに2018年1月15日とあるので、自殺の6日前に完成したことになります。本書では、我々がおかれている状況、現代社会、そこに生きる人々、日本の核武装論、憲法改正など、ありのままの言葉で論じられています。目新しいさではなく、過去の発言を...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年06月03日

    この本は基本的に西部さんが近年発言されてきた内容をまとめたものです。ですので、新しいことはほとんど書かれていません。また読み物なので、話の中での語源説明をそのまま文章にすると、しつこく感じることがありました。しかし、本書の最後に書かれている女性論の部分には感銘を受けました。
    西部さんの発言に普段から...続きを読む

    0

保守の遺言 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

平凡社新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

西部邁 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す