エコノミストの犯罪 「失われた10年」を招いたのは誰か

エコノミストの犯罪 「失われた10年」を招いたのは誰か

1,400円 (税込)

7pt

5.0

この十余年、日本の経済はエコノミストの分析と予測と提案により、休みなく改悪させられてきた。だが、どのエコノミストもその結果に責任をとって沈黙しようとしない。それどころか、事態の悪化に応じて、これまでとは両立しない政策を提案している。彼らは政府の審議会や委員会に参加し、政策立案の現場にも関与してきたが、政策上の結果における失敗の責任をすべて政治家や官僚にのみあずけている。彼らの政策提案で多くの人間が失業や倒産の憂き目に遭っていること、その提案は「無知の知」という知識人の作法を無視したうえで組み立てたものであることに何の痛痒も感じていないことを指して、著者は「犯罪」と呼ぶ。本書は、三十年近く前に経済学の狭さと歪みに耐えかねて、そこから離れた著者が、エコノミーがエコノミストによって壊されていく現状を座視できずに著した渾身の一冊。著者は説く。「多くの読者に、言論における責任に関心を払ってほしい」と。

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エコノミストの犯罪 「失われた10年」を招いたのは誰か のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2011年09月18日

    著者の作品は奥が深く、毎回驚かされます。

    現在のエコノミストなどの無責任な発言をあらゆる角度から批判しています。
    著者は組織の重要性についても言及している。
    普通なら組織のことを考えて行動するから、昨今起こっている危機は単なるブームから起こったものである。
    リスクとクライシスは異なる意味を持ち、ク...続きを読む

    0

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