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精神科診断は、DSMというマニュアルに頼るのではなく「症状をじっくりと観察する」ことが第一である。
当たり前のことだが、それが忘れ去られようとしている。
「病名を付ければよい、そして、それに基づいて薬を処方すればよい」という風潮が強まったのは、DSM-IIIが導入されてからだ、と批判的に言う人がいるが、著者はそうではない、と考える。
そこには現代精神医学が抱える問題がある。
DSM-IIIが「必要」になった背景とその後の展開、そして、DSM-5の作成をめぐっての「批判」を紹介しながら、著者の精神医療論を語る。
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