無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
翻訳家山本光伸がチャンドラーの三者の訳を通し翻訳のコツを伝授
R・チャンドラーの『長いお別れ』を肴に今宵一献――
ワイン、日本酒、コーヒー……それともやはりギムレット?
あなたは三者三様のフィリップ・マーロウに会えるだろう
『長いお別れ』とはどういう意味なのか? 本来、別れは一回きりのはずなのだが。
この意味が判然としたとき、この作品のタイトルとしての素晴らしさが心に染みることだろう。
チャンドラーの文章を紹介しながら三通りの訳文を提示し
三者の訳文を通して翻訳の面白さ、ひょっとして難しさ、
つまりは翻訳という作業のコツみたいなものがわかってもらえれば、
望外の喜びだ。(はじめにより)
Posted by ブクログ 2015年01月12日
原文と、簡潔な清水訳、原文のニュアンスを大事にする村上訳、両者の良いところを踏まえてあえて提示される山本訳のそれぞれを読み比べるのがとても楽しい一冊でした。本書の構成上致し方ないとはいえ、先行する二者の訳文の後に著者の訳文が提示されるのにはアンフェアな印象も受けてしましました。じっくりと時間をかけて...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。