ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
7pt
カモの携行する金をだまし取る「ショート・コン」から、大がかりな舞台演劇のごとき「ビッグ・コン」まで、20世紀初頭にアメリカの都市で発展した信用詐欺の多彩な手口を紹介し、詐欺師たちの驚くべき生態に迫る。その手口のほとんどは時代とともに廃れたが、詐欺の根幹をなしている心理的な騙しのテクニックは、現代的な詐欺の多くにも引き継がれている。映画『スティング』の元ネタとなった名作、ついに文庫化。悪用厳禁!
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
くそどうでもいいブルシット・ジョブに悩まされてる時に元気をもらえた一冊!この本の感想を一言で言うなれば「才能の無駄遣い!」(笑)。これほどまでに才能豊かな人たちが詐欺に心血を注いでんだから、才能のない私がちょっとブルシット・ジョブやるくらい…という意味のわかんない慰めの気持ちが湧きました。意味わかん...続きを読むないですね。 1940年頃にアメリカで流行した詐欺の手口や業界について、犯罪者の使う言語について研究していた言語学者である著者が書き起こした研究の副産物的な一冊。当時の詐欺師界隈の専門用語をふんだんに使って書かれていて(巻末に索引もあります!)、雰囲気があって面白かったです。 とくに詐欺において重要な役割を果たす「おとり」の才能と苦労には涙ぐましいものが…。類稀な忍耐と演技力と胆力が必要で、それでいて、逮捕されるリスクもあるのに分け前もそんなに良くはなくて…いや、本当に、普通に働けばいいのに、と思いました。 最後の章のタイトルが「専門用語に精通する」なのですが、詐欺の世界でも大切なことなんだなぁと。専門用語を正しく使える=仲間という認知らしく、これは、どこの専門家界隈でも成り立つ普遍的な人間の営みなんだなぁと思いました。専門用語を間違って使ってる人って、コイツ大丈夫か?って思われますものね。専門用語って、別にカッコつける為とか、専門家内でコミュニケーションを取るのに便利だから…という前に、仲間かどうかを見分けるためのものなんだなぁ、と発見。専門用語、正しく使えないとダメですね。そういう目で見ると、この本のやたら専門用語を多用した文章もいっそう面白く感じますね。
人を欺いて、金銭等を自身の懐に入れる詐欺師。本書は、そんな詐欺師の特徴と手法を余すところなく解説する。著者によると、一流の詐欺師は、相手から感謝されるのが特徴だという。その為、相手から信用される人物像であることが何よりも大事である。そこで、詐欺師は、相手を惹きつけるために、自分磨きをしなければなら...続きを読むない。具体的には、年齢にかかわらず、身なりを常に清潔に保つこと、政治、経済等の教養を身につけるなど、自分にメリットとなることは、積極的に取り組む。このように、彼らは詐欺に働く前の段階から、抜かりなく下準備をする。 では、本格的にカモを探す段階に入るが、本書によると、カモの対象となるのは、無条件で要件を呑む人はもちろんのこと、実業家や医者といった富裕層も含まれる。一方で、カモが正直者である場合、ことが容易に運ばず、ベテラン詐欺師でも苦労する。その為、ある段階で相手にしない。以上から、詐欺師は、相手の様子を常に確認して、自身の養分になるか否かを見極めなければならない。。 ちなみに、この本は古典的映画『スティング』のネタ本とあり、故に詐欺師の実態を知るのに優れている。詐欺の形式は時代とともに多様化するが、詐欺師そのものの本質は変わらない。
. 新聞などでは毎日のように、電話やインターネットを使った詐欺の事件が、報道されています。 自分自身にも、脅しや儲け話などの迷惑メールが、頻繁に来ます。 自分なりに気をつけてはいるのですが、次々と新たなやり口が生み出されているようなので、安心できません。 詐欺師の手口の、基本パターンを学びたいと...続きを読む思っていたところ、この本のことを知りました。 「自分が詐欺師になりたい訳ではないんですよ」と、もごもご弁明しつつ、文庫版を読むことにしました。 著者は、アメリカの言語学の研究者。 本書が書かれたのは、1940年だそうです。 カモとなる人物を見つけ、大金を投資させて騙し取る「信用詐欺」。 どのようなストーリーや舞台装置を使って、カモを信用させるのか。 19世紀から執筆時点までに、詐欺師たちが考え発達させてきた手法が、前半で紹介されています。 店を構えて、カモを安心させる。 実際に儲けさせて、カモがさらに多くの金額を投じたくなるようにする。 犯罪行為の共犯者になっていると思わせ、自分たちから引き離す、訴えさせない。 具体的な事例が書かれているので、カモにされた人がどのように引きずり込まれるのか、イメージすることができました。 中盤からは主に、詐欺師とはどのような人たちなのか、仕事や生活をどのように成り立たせているのか、について。 組織で動くことにより、成功率を高め、リスクを減らす。 警察や地方行政など、”表社会”へのケアも、怠らない。 書かれてから80年以上経っているので、現在の詐欺の手口はだいぶ、変わっている(進化している?)のかもしれません。 また、米国と日本では、裏社会と表社会の関係も違うのかもしれません。 それでも、どのような場合に相手の話に騙されてしまうかは、時代や国が違っても、共通するものがありそうだと思いました。 詐欺師はいわゆる、“悪党”だとは思わない方が良い。 有能で、”感じの良い人”が多い。 金銭など欲望に絡む話、そして脅しや注意。 そのような事を言われたら、立ち止まって考える、すぐに行動に移さない。 相手が誰であれ、これらのことが頭から離れないように、気を付けたいと思います。 .
新聞広告をみて読んでみた。事例がたくさんあるのだが、翻訳書特有の読みにくさがあったり、個人的なニーズに合わず途中で読むのを辞めてしまった。 古典の名著らしいので、詐欺を深く掘り下げたい人にはいいかもしれない。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
詐欺師入門~騙しの天才たち、その華麗なる手口~
新刊情報をお知らせします。
デイヴィッド・W・モラー
山本光伸
フォロー機能について
「光文社未来ライブラリー」の最新刊一覧へ
「社会・政治」無料一覧へ
「社会・政治」ランキングの一覧へ
エボラの正体 死のウイルスの謎を追う
作者のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲詐欺師入門~騙しの天才たち、その華麗なる手口~ ページトップヘ