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「雨はどのようにして降り、降った後はどこへ行くのか?」私たちにとっては常識とも思われるこの疑問に、科学者たちはずっと悩んできました。古代の科学者は水の循環をあれこれ想像し、現在の科学者は最新の技術を駆使し、雨の一生に迫ろうとしています。 本書は、研究の歴史を通して、雨が降るまでのメカニズム、そして、降った後もつづく地球をめぐる水の旅をわかりやすく解説します。 日常の「当たり前」のなかに「なぜ?」と思う気持ちが芽生える、雨をめぐるサイエンスヒストリーを楽しむ一冊。
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Posted by ブクログ
「雨はどうやってできるの?」という素朴な疑問を人は古代から繰り返し抱き、今なお検索フレーズで200件以上が完全一致でヒットしている。 この純粋な疑問のパワーが如何に強力であり続け、結果として、科学が古代からどのように論争を繰り返してより良い結論に近付こうとし続けてきたのか、その壮大なストーリーが綴...続きを読むられるこの本は、知識や見解や課題だけを解説するものとは完全に一線を画した傑作である。 科学が世界で最も信頼される理由は、単なる思い込みの科学信仰ではなく、「決して断絶せずに失敗も成功も含めて知恵を積み上げてきた歴史の長さと連続性」にこそ、信頼の根拠が置かれているとモテサクは思う。 多様な価値観の人々が共有できる事実から出発して、自由に失敗し、成功し、論争し、検証を重ねる事によって、1人の人間には、決してなし得ない全体としての謙虚さを維持しているのが、科学だ。 科学だから盲信すればいいのではなく、科学だからこそ謙虚さを要求され続けるが故に生まれる信頼感があるという事。 それが、「雨はどうやってできるのか?」というシンプルな疑問を300ページも要してひたすら古代からどのように挑まれてきたのかが描かれる、すごい本です。 三隅さんの人柄通り優しい筆致ながら、科学とはこういう事だ、という迫力と凄みの詰まった渾身の一冊。
雲ができて雨になり、植物や地表に降り、川となって流れ、海に至り、再び蒸発して雲となる・・・ 雨の一生を描いて面白い。現象それぞれについて過去の研究を振り返り、実験装置などを詳しく説明されていて、自分でもやってみようかと思わせられる。 自分としては、雲や雨の仕組みについて期待して手に取ったのだが、植物...続きを読むや川の話がとても面白かった。地中の水の流れに関連したセシウムの行方も興味深い。
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三隅良平
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