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Posted by ブクログ
50歳にならずとも、しっかり自分はファッション難民。
自覚はある。
もはや5年以上前の本。
具体的なお奨めアイテムは、今は変わっているかもしれない。
でも、マインドセットの点では、今も通用する内容も多いのでは、と思う。
一回一回の買い物は真剣勝負。
試着をしっかりする。
着ないかも、ちょっとでも「う~ん」と思うところがあれば、潔くあきらめる。
顔も体も経年変化するのだから、似合う服はどんどん変わり、一生ものの服などない。
そう、自分の経験に照らしても、本当にその通りだと思う。
あとはこれを実行できるか、なのよね。
なかなか買い物に時間と手間がかけられない。
もうその時点で挫折しそう。
Posted by ブクログ
この文庫本の発行は2016年。もとは2013年に発行された単行本である。2026年のいま読むと、さすがに古さを感じる。
著者の地曳氏が、本書の次に書いた『服を買うなら、捨てなさい』(2015年、宝島社)は、服に対する考え方や、整理について書かれた本なので、賞味期限は長い。いま読んでも参考になる。本書は具体的なアイテム選びのページが多いので、賞味期限が短かくなっている。
本書にも「服に対する考え方や、クロゼットの見直し、ショッピングの鉄則」などが書かれているが、似た内容でも『服を買うなら、捨てなさい』のほうが総じてよく書けている。
『服を買うなら、捨てなさい』を読んでいなければ、役に立つところも見つかるかもしれない。だが、同じ著者の本なら、まず『服を買うなら、捨てなさい』をお勧めする。その次は、続編の『着かた、生きかた』(2016年、宝島社)がいい。
地曳氏の本はどれもそうだが、文章が面白い。本書は、ファッションの知識をアップデートする役には立たないが、読み物としては面白い。例えば以下の文章だ。
服にも寿命があります。(中略) 服が最初持っているパワーを、服を着ている私たちはどんどん吸い取っていく。だから私たちが素敵に見えるのです。一方、人に着られた服はパワーをどんどん失っていきます。今まで似合っていた服が急に色あせて見える。服から裏切られた気持ちになる。それが服のパワーが尽きた時、寿命の時なのです。(p87)
これは、心理学でいえば「新奇性」と「順化」で説明できる。普通に説明すれば、「人は新しいものを好む傾向を持っている。しかし、どんなものでも慣れによって飽きてくる」ということだ。これはあたり前のことなので、一般論で書けば心に残りにくい。著者のような比喩表現なら、イメージの力によって心に残りやすくなる。
著者の主張はどの本でも大きく変わらない。しかし、本によって表現は異なる。同じことでも卓抜な比喩表現や、ネーミングの妙によって腑に落ちることもある。そこが魅力だ。
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