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「こぶとりじいさん」や「鼻の長い僧の話」など、とんでもなくて面白い鎌倉時代の説話(短編物語)集。総ルビの原文と現代語訳、わかりやすい解説とともに、やさしく楽しめる決定的入門書!
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Posted by ブクログ
宇治拾遺物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 編:伊東 玉美 出版社:KADOKAWA 角川ソフィア文庫 A 4 2 15巻197話からなる、説話集である。成立は、鎌倉時代前期と推定される 編者も、成立年も不詳 本書はその抜粋版である 説話とは、口伝の短編の物語という意味であり、説教話でな...続きを読むいことが救われる 内容は、人間味があって、欲望まるだし、下心まるだしがいい。 平安の時代は、こうした本音が見え隠れしていた時代であり、武家の堅苦しさはない 宇治拾遺物語にひかれたのは、安倍晴明の4つの話である 播磨国(現兵庫県北部)は、陰陽道の国であり、平安期に幾人も大家がでている 法力合戦がおもしろい 26話、126話、127話、184話である おもしろいのは、坊主が結婚もしくは、女連れというのが多くでてくる、親鸞を待たずして、聖もまた男なのである。それが隠れもせずに載っていることにおおらかさを感じる、もしくは、聖と担がれている僧侶を痛烈に皮肉ったものか おもしろかったのは、次です 3話 こぶとりじいさん 57話 蛇の恩返し 91話 美女が実は鬼だった話 104話 猟師が仏を射た話 ありがたい仏だとおもったが、その正体とは 164話 気の利いた亀を、助け、助かる話 165話 他人の夢を買った話 夢を他人に話してはいけないとの教訓である 197話 孔子が大泥棒に言い負けてしまう話 目次 はじめに ◇序 ◇一話「道命阿闍梨が和泉式部のもとで読経し、五条の道祖神が聴聞した話」 ◇二話「丹波の国篠村に平茸が生えた話」 ◇三話「鬼にこぶをとられた話」 ◇四話「伴大納言の話」 ◇一三話「田舎の児が桜の散るのを見て泣いた話」 ◇一六話「尼が地蔵にお目にかかった話」 ◇二二話「金峯山での箔打の話」 ◇二五話「鼻の長い僧の話」 ◇二八話「袴垂が保昌に会った話」 ◇三〇話「唐の卒都婆に血が付いた話」 ◇四九話「小野篁が才人だった話」 ◇五七話「石橋の下の蛇の話」 ◇五九話「三河の入道が遁世した話」 ◇七二話「以長の物忌の話」 ◇八五話「留志長者の話」 ◇八七話「観音経が蛇になって人をお助けになった話」 ◇八八話「賀茂の社から紙と米を頂いた話」 ◇九一話「僧伽多が羅刹の国に行った話」 ◇九三話「播磨の守為家に仕える侍佐多の話」 ◇一〇四話「猟師が仏を射た話」 ◇一一二話「大安寺別当の娘の恋人が夢を見た話」 ◇一二五話「保輔が盗人だった話」 ◇一三一話「清水寺の御帳を頂いた女の話」 ◇一三三話「空入水した僧の話」 ◇一三四話「日蔵上人が吉野山で鬼に会った話」 ◇一三六話「出家の価値の話」 ◇一四七話「きこりが隠題の歌を詠んだ話」 ◇一五七話「ある公卿が中将時代に誘拐された話」 ◇一六四話「亀を買って解き放った話」 ◇一六五話「夢を買った人の話」 ◇一六九話「念仏僧が魔往生した話」 ◇一八四話「御堂関白の飼い犬の超能力の話」 ◇一九四話「仁戒上人が極楽往生した話」 ◇一九七話「盗跖と孔子とが問答した話」 ☆コラム1 源隆国と家族 ☆コラム2 芥川龍之介の古典物・説話集編者たちの「競作」 ☆コラム3 セットになっている説話 ☆コラム4 大力の伏兵 ☆コラム5 遠回りの意味 おわりに 参考文献 索引 ISBN:9784044002459 判型:文庫 ページ数:224ページ 定価:680円(本体) 2017年09月25日初版発行 2020年09月20日4版発行
『宇治拾遺物語』、興味はあるけどどうだろう?という導入にはぴったりの一冊。 全197話の中から序と34の説話が抜粋されており、宗教的であったり当時の価値観であったりと、古典独特の側面はあるものの、無駄のない巧みな文章と表現力でとても読みやすい。 話数自体はそれほど多くない分、『宇治拾遺物語』の特徴を...続きを読む濃く感じられるような選択になっていて、説話ごとの説明のほか、『宇治拾遺物語』そのものの解説もあるので、古典文学に対するハードルはかなり低くなるのではないだろうか。 『宇治拾遺物語』には、民話の「こぶとりじいさん」の話なども入っているが、ところで日本の昔話は「全体はゆるいお遊びのように語っていながら、「結局これはどういうことだったのだろう」と問い返」したくなるものも多い。 そしてこの『宇治拾遺物語』にも、同じように「この話のどこが面白いのだろう」と考えさせられる説話も多く収められている。 こういった内容の物語は、私個人としては、特に子供心に、もっと単純なストーリーであった方がいいのにと思っていたし、同じように感じていた人もそれなりに多いと思う。 けれど、芥川龍之介の「鼻」の題材になった説話などがあるように、近代そして現代にまでしっかりと繋がっていることを思うと、きっとただの分かりやすさだけではない何かが日本人の心を掴むからこそ、ここまで長い間愛されてきたのだろう。 日本の昔話や古典から感じる「単純に割り切ることのできない、この世の「理不尽」や「もやもや」」は、日本人にとって、日本人を知るうえで、とても重要なものなのかもしれない。
入門としてちょうどいい情報量だと感じた。 もっと知りたい!全話読みたい!と思ったので次は全話読めるやつを古文勉強しつつ読みたい。 表紙も読み終わってから見るとあーあれの話の!となるのでいい表紙だと思った。 宇治拾遺物語のなんとも言えぬ面白さについての言及や考察がよかったな〜 宇治拾遺物語ビギナーには...続きを読むおススメです!!
リアルな人間感と仏教を尊ぶような、尊んでいるのか疑問に思うよなそういう話がごちゃ混ぜになってて面白かった
宇治に住んでいた大納言、源隆国が集めて作った物語に、さらに拾い集めた物語を追加した、宇治拾遺物語。 今昔物語集と重複するものがある。 夢をつまらない人に語ってはいけない。また、夢を取られてしまうことがあるので、要注意。 仏を信じることで救われることがある。一方、ただ信じて騙されることもある。
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