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三度の臨死体験を経て辿り着いた、ユリ・ゲラーやJ少年の「スプーン曲げ」、地縛霊と背後霊の「心霊写真」、行方不明者捜索の「透視予知」、そして全国の学校教室を席捲した「コックリさん」――超常現象研究家・中岡俊哉の知られざる素顔を、息子と“最後の弟子”が描く超常評伝、ここに降臨! 【完全復刻版「コックリさん文字盤」付き!】
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Posted by ブクログ
面白かった! 私のオカルト素養はほとんど 中岡俊哉氏から生まれている。 いや、ほとんどの日本人のかな。 友達の家で読んだ彼の本がほんとに 怖くて、その名前が心に刻み込まれてから はや30余年。 すごいバイタリティがもたらした いろんな結果に脱帽。
中岡俊哉が中国共産党の放送局でアナウンサーだったのは驚き。クロワゼットによる犯罪の霊視に興味が湧いた。現在のオカルト番組の骨格は中岡俊哉にあるともわかる。面白い
驚いた。中岡俊哉は真摯な研究者だったのか。 『UFOの嘘』における志水一夫の中岡批判を信じるなら、到底マジメな研究者とは思えない。(志水の気持ちは解る。UFOやオカルトが大好きなのに、先人がいい加減な与太記事を書き飛ばすため、一視同仁にインチキと思われるのが耐えがたいのだろう)。 しかし、共著...続きを読む者の一人が中岡のご子息だけに、礼賛気味になるのは宜なるかな。 なお、われわれ世代には忘れがたい超能力者クロワゼットの「あなた(中岡)は75歳まで旺盛な活躍をみせるだろう」という予言は感慨深い。
70年代から80年代の心霊ブームの立役者である中岡俊哉の人生。著者は息子と生前最後のインタビューを行った放送作家。 TVの影響で軽い扱いになってしまったが、心霊現象に真摯に取り組んだ中岡の勢力的なワークスタイルと、超能力番組や心霊写真、コックリさんなどの番組やブームの裏面史。ブームで大々的に扱われな...続きを読むがら、見た目の割に研究が進まなかった残念な時代。 残念なのは大量の資料を死に際して廃棄させてしまったということ。埋もれた資料もあるだろうに、当人の意向は分からないが、大きな損失だろう。 またTVの相変わらず軽佻な方針も課題。
すっかり忘れていたけど確実に少年時代の興味関心領域に「中岡俊哉」という地下伏流水が流れていたことを知りました。当時の少年マガジンは超立体的で「ゲゲゲの鬼太郎」が連載されている時は世界の妖怪特集、「幻魔大戦」が連載されている時はエスパー特集が掲載されていて、隅々まで貪り読んでいたっけ。漫画の方は水木し...続きを読むげるや石森章太郎(石ノ森じゃない時代…)などの伝説のレジェンドたちがキラキラしていたし、グラビア特集の方は大伴昌司の先駆的仕事が再発見されていますが、確かに情報ページには、必ず、中岡俊哉って名前がクレジットされていた記憶があります。怪奇現象、超常現象は男の子たちの大好物だったからなぁ。しかも本書で楳図かずおの「へび少女」の原作が彼だったんなんて、びっくり。それを読みたいため少女フレンド、恐る恐る開いたことを思い出しました。でも、本当かなぁ。この本の著者の息子と弟子なので、取り上げている対象への距離感が近すぎるような感じもあります。それが、中岡俊哉の、なんかちょっとだけ「本当かなぁ…」という文体を思い出させ、ちょっと面白くもあり…。怪奇→超能力→コックリさん→心霊写真→透視能力→ピラミッドパワー→ハンドパワー、中岡俊哉が目をつけた領域は、彼の関心領域の変遷というより、高度経済成長末期から21世紀になるまでの日本人の心が求めたナラティブという感じがします。そういう意味で、「スピリチュアルの父」という題名が正しいかも。触れてはいないけど、オウムだって中岡チルドレンなのかもしれないな、と思いました。そんな「コックリさんの父」が、ライターになる前の中国での人生が「そんなこと、あるの!」というようなトンデモ変遷で、その部分でもおなか一杯です。そのパートが息子さんの担当、ライター時代がお弟子さんの担当とのこと。
月刊ムーの愛読者だった小学生時代はまさに1970年代後半のオカルトブーム真っ最中に多感な時期を過ごし、いい意味で未知なるものへの恐れと驚き、そして何より夢のあるドキドキワクワク感を味わうことができた。 スプーン曲げ、ESPカード、コックリさん、心霊写真、、、この本に出てくる全てに夢中になったその背景...続きを読むにこれだけ情熱を傾けた方がいたことを今知る事ができてよかった。共同著者が息子さんなので、別の角度から見た中岡俊哉も読んでみたい。
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コックリさんの父 中岡俊哉のオカルト人生
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岡本和明
辻堂真理
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