十津川警部 影を追う

西村京太郎

東京・井の頭公園の道路脇に停車していた車の中で、女性が殺害されていた。被害者は青木美加、三十六歳。国土開発省エリート官僚の妻だった。解剖の結果、妊娠が判明したが、夫の子供ではなかったのだ。十津川らの極秘の捜査は難航。厳重な緘口令がしかれたにもかかわらず、事件が週刊誌にスクープされ、さらに記事を書いた編集長も殺害される。困惑する捜査本部。そこへ、犯人の名前が記された手紙が届いたのだ！ 差出人の＜シャドーX＞とは何者か？ 事件は予想外の展開を見せ始めた……。傑作長篇ミステリー。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内ミステリー
• 出版社: 徳間書店
• 掲載誌・レーベル: 徳間文庫
• シリーズ: 十津川警部シリーズ
• ページ数: 400ページ
• 電子版発売日: 2017年07月21日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

家人の購入本として積んであったので読んだんですが、西村作品というか、十津川警部ものを読むのは６年ぶりのことになりますが、相変わらずですねぇ。。。

普通の殺人事件ではマンネリになってしまうので、「シャドーＸ」という謎の組織やら、「プランＳ」だとか、どういう背後関係になっているを解き明かしていく。

まぁ、クーデターを未然に防止した、ということになるんだろうけど・・・荒唐無稽というか、リアリティがないというか。

やはり、十津川警部ものはテレビで楽しむのが一番のようです。

(2010/10/28)

[ブクログ · ★★★★★]

社会派を目指した西村の書きたかった話だろう。
情報管理社会と立ち向かう十津川警部。

途中から，やけに規制がゆるくなる。
結論を急ぎ過ぎではないだろうか。

できれあ，最期の5分の一あたりに加筆をお願いしたい。