分解するイギリス ──民主主義モデルの漂流

分解するイギリス ──民主主義モデルの漂流

825円 (税込)

4pt

4.5

かつて世界で「民主主義のモデル」として賞讃されたイギリス政治。だがそれはいまや機能不全に陥り、ブレグジット(Brexit)=EU離脱という事態へと立ち至った。イギリスがこのように「分解」への道をひた走っている真の原因はいったいどこにあるのか。安定→合意→対立→分解へと進んできた現代イギリス政治の流れを俯瞰し、すでにモデルたり得なくなった英国政治の現状をつぶさに考察。混迷をきわめる現代政治のシステムと民主主義モデルの、今後あるべき姿を問いなおす。

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分解するイギリス ──民主主義モデルの漂流 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年07月08日

    非常に良い。とにかく構造のお話。乾燥している。日本の同時代史についても同じものを読みたい。小選挙区制と政党の新陳代謝の両立は難しいなあ。順位をつけた投票とするか比例に変えるかしないといけないんだろうけどなかなか現実的には難しいよなあ。

    0

    Posted by ブクログ 2018年08月09日

    EU離脱により注目を集めたイギリス政治について、その制度と歴史、さらに現在の機能不全を分析した本。
    長年、「ウェストミンスター・モデル」として日本の政治改革などのモデルとされてきたイギリス政治だが、近年はBrexitに代表されるような問題も目立っている。その背景は、あくまでも政治制度を中心に機能不全...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2017年09月26日

     二大政党制は、やはり無理がある。  
     日本に導入されてから、やはり政治は、硬直化した。
     イギリスから学ぶべきは、そこへ国民投票を、行うと更におかしなことになりそうだということ。

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