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蛇ヶ崎の選択、三日土の選択。
デッダーランド編、クライマックス!!!!
半壊人たちが牛耳るテーマパークで、さらわれたベルちゃんを救うため過酷なバトルを繰り広げる蛇ヶ崎らS.K.A.T.(特別壊人分析部隊)のメンバーたち。
死闘の果てに辿り着いた終末の地で、再び蛇ヶ崎は「究極の選択」を迫られる――!!
人間の奥の奥にある業(カルマ)が引きずり出される、これはもはやエンタメの皮を被った思想書だ!!
破壊と欲望のダークヒーロー、
シンフォニーナンバーナイン!!(圧倒的壮大さで描かれる第9弾)
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新ダークヒーロー・その名はジャガーン!
警察官・蛇ヶ崎は恋人と平凡に暮らしていた。
ある日空から降ってきたキチガエルを取り込んでしまった人間は欲望が暴走して壊人(カイジン)に変身してしまう。蛇ヶ崎もキチガエルを取り込んでしまうが右手が銃になった半壊人・ジャガーンに変身してしまった。死んでしまった恋人を治すため、世界を救うため壊人と戦うことを決意する蛇ヶ崎。
寄生獣や仮面ライダーのように良くある設定ですが、何より壊人のネーミングセンスが素晴らしい。(例えば、追っかけしている人間が壊人化したときは熱狂!追っかけ壊人!ヤルダケルベロス、などテロップと共に紹介されます。このあたりは仮面ライダーっぽい。)
キチガエルに取り込まれた人間は、妬み、恨み、憎しみだけでなく夢や希望のようなものまでトリガーとなって壊人化してしまうのはなんとも残酷な世界です。
一歩間違えば自分も壊人化してしまう不安定さや、途中主人公が闇堕ちしてしまうあたり、単純に正義や悪で割り切れるヒーローものではありません。
主人公を含めて登場する若者が少し白けていたり、世の中に対する諦めみたいな描写が少し暗く憂鬱な一方、蛇ヶ崎の口ぐせ「ぶっぱなす」とともに壊人を倒していくバトルシーンは非常に痛快です。エログロ要素が多いので苦手な方にはおすすめできませんが、GANTZが好きな方には刺さると思います!
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