仕事と恋に疲れた高橋寛人は、亡き祖父のアンティークショップを継ぐために神戸に移り住んだ。そこで出会ったのは、お店を間借りしている修理職人の後野茉莉。古い物に全く興味のない寛人だが、茉莉が修理をするモノに触れているうちに、“過去”を修理する勇気をもらう…茉莉のもとには、今日も様々な修理の依頼が届いてくる。
※予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2022年01月11日
内容(「BOOK」データベースより)
亡き祖父のアンティークショップを継ぐために、神戸に移り住んだ高橋寛人。幼い頃の記憶が残る懐かしい店内には、店を間借りしている修理職人の後野茉莉がいた。いったん修理をしだすと集中して周りが見えなくなる茉莉。古いモノに興味のない寛人だが、茉莉の“モノ”に対する想いに...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年01月22日
両親の離婚によって「友人」として手紙のやりとりを10年続けてきた祖父 万から
万が集めたガラクタがいっぱいつまったアンティーク堂を受け継いだ寛人。
そのお店の一角では少し年上のお姉さん、茉莉が修理屋を営んでいた。
古いものの価値なんてさっぱりわからない。新しいものの方が綺麗で便利だという寛人だが、...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月13日
初めましての作家さんです。シリーズ第一弾。
全てが修理に持ち込まれる品物ではない。
昔から店に飾られていた店の顔ともいえるバイオリンや
店に飾られていた壊れたバスの玩具だったり・・・
新しい出会いと、アンティーク(我楽多?)に囲まれて
寛人は、アンティークの価値も知らない自分に
店を継ぐ資格がないの...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年03月02日
ひょんなことからアンティーク屋の店主になった男とそこにいる修理やの女性。物を介してつながる人やその気持ち。結構、情感豊かなストーリーでほっこり感動する。
ライトな文章でスイーっと読み進むのだが、キャラクターを強く推す感じの書き方でアクを少し感じる。作者が自分で書いてて好きなんだろうな。
ただ、続編...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年10月21日
両親が離婚した後も「友人」として付き合っていた祖父・万が遺したマンションとアンティーク堂を譲り受けた寛人。
お店を間借りしている何でも直せちゃう茉莉と出会い色々迷いながら心を癒していく物語。
茉莉ちゃんの出生とあっさりした性格には驚きましたが好感が持てました。
私的にはむしろツンデレバイオリニスト...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年08月25日
こちらの本はもともと古い物も好きですので、タイトルに惹かれて買った本の1冊です。
お話は亡き祖父『万』さんがやっていた、アンティークショップのアンティーク堂を、古い物になんの興味も感じないパソコンでデザイン等をしていたデジタル人間の寛人が、お店を継ぐためにやって来て、その小さい頃の記憶が残ってるお...続きを読む