アーサー・ミラーII るつぼ

アーサー・ミラーII るつぼ

小説・文芸
1,100円 (税込)

5pt

4.0

実直な農夫プロクターは召使いの少女アビゲイルと一夜の関係を持ってしまう。少女はプロクターを我がものにすべく、神の名のもと彼の妻を「魔女」として告発。折しも村人の悪魔憑きへの恐怖や日頃の相互不信と相まって、村には壮絶な魔女狩りの嵐が吹き荒れる……17世紀の実話に基づく本作は、1953年に発表されるやマッカーシズムに揺れる米国に衝撃を与えた。峻厳すぎる正義の暴走と人間の尊厳に鋭く迫る、巨匠不朽の代表作。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外文学
  • 出版社
    :
    早川書房
  • 掲載誌・レーベル
    :
    ハヤカワ演劇文庫
  • タイトル
    :
    アーサー・ミラー
  • タイトルID
    :
    427962
  • ページ数
    :
    288ページ
  • 電子版発売日
    :
    2017年02月28日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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アーサー・ミラー の一覧

1~5巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~5件目 / 5件
  • アーサー・ミラーI セールスマンの死
    1,100円 (税込)
    かつて敏腕セールスマンで鳴らしたウイリー・ローマンも、得意先が引退し、成績が上がらない。帰宅して妻から聞かされるのは、家のローンに保険、車の修理費。前途洋々だった息子も定職につかずこの先どうしたものか。夢に破れて、すべてに行き詰まった男が選んだ道とは……家族・仕事・老いなど現代人が直面する問題に斬新な手法で鋭く迫り、アメリカ演劇に新たな時代を確立、不動の地位を築いたピュリッツァー賞受賞作
  • アーサー・ミラーII るつぼ
    1,100円 (税込)
    実直な農夫プロクターは召使いの少女アビゲイルと一夜の関係を持ってしまう。少女はプロクターを我がものにすべく、神の名のもと彼の妻を「魔女」として告発。折しも村人の悪魔憑きへの恐怖や日頃の相互不信と相まって、村には壮絶な魔女狩りの嵐が吹き荒れる……17世紀の実話に基づく本作は、1953年に発表されるやマッカーシズムに揺れる米国に衝撃を与えた。峻厳すぎる正義の暴走と人間の尊厳に鋭く迫る、巨匠不朽の代表作。
  • アーサー・ミラーIII みんな我が子/橋からのながめ
    1,650円 (税込)
    第二次大戦後のアメリカ。特需により事業を成功させたジョーと、息子の戦死を受け容れられないケイト夫婦のもとへ、一家の恐るべき秘密を知る人物が来訪し……(「みんな我が子」)。ブルックリンに暮らすエディは、不法移民の従兄弟ロドルフォを匿う。だが溺愛する姪とロドルフォが恋仲になると、エディは正気を失っていくのだった――(「橋からのながめ」)。戦争や家族の問題を描く傑作2篇を収録。解説収録/広田敦郎
  • アーサー・ミラーIV 転落の後に/ヴィシーでの出来事
    1,650円 (税込)
    赤狩りと二度の離婚で心に深い傷を負ったクェンティンは、激動の半生を顧みる――著者とマリリン・モンローとの結婚生活をはじめ、私生活に多く題材を獲った自伝的傑作「転落の後に」、親ナチス政権下の留置場を舞台にユダヤ人刈りの実相を描き、衝撃の結末へとなだれ込む一幕劇「ヴィシーでの出来事」の傑作二篇を収録。
  • アーサー・ミラーV 代価/二つの月曜日の思い出
    1,650円 (税込)
    1930年代、大恐慌のアメリカ。家族への自己犠牲を問う「代価」、自動車修理工の青年たちの希望と絶望を描く「二つの月曜日の思い出」の二篇。「セールスマンの死」作者による今季注目作!

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アーサー・ミラーII るつぼ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    全員ヒステリックなのは一昔前の「ザ・演劇」という雰囲気。それは置いといて、ハリウッド映画ばかり見て、最後はスッキリ勧善懲悪に慣れすぎた私には、自己犠牲が強すぎて「立派な人だな」という感想が先に出てしまう。こうなるしかないの?という、現実に即した終わりが、ええええ、なんだよな。私はこうなったら、彼のように振る舞うだろうか、誰も自分の話を聞いてくれなかったら、どうするかな 90

    0
    2026年06月01日

    Posted by ブクログ

    「嘘じゃない?」と思っていることが、次第に本当かのようになっていく戯曲。
    人間の持っている弱さや脆さを感じながら、声に出して読むのがおすすめ。

    0
    2021年12月16日

    Posted by ブクログ

    これを単に「無知だった過去にあった出来事」として終えることはできない。今現在も、これと似たようなことはそこかしこで行われてしまっている。自分がその時代の、その場所での少数派になってしまうことに対する恐怖をどう克服すべきか、たとえ虐げられる側に経つことになってしまっても誠実さを失わずにいられるか。一人一人がもっと真摯に考えなければならない普遍的な問題が書き出されていると思った。

    0
    2013年03月24日

    Posted by ブクログ

    2016年に、シアターコクーンで観ました。
    その時は史実に基づく話と知らず、いまひとつわからないままでした。
    戯曲を読んで少しは理解が進みましたが、魔女狩りは、いつの世にも、どこにでも存在している、という寒々とした気もちに…

    アビゲイルはevilなのです。

    プロクターは実際に告白どおり悪魔に会い、交わってしまったと言える…
    だからといってこのような形で裁かれて良いわけではないのだけれど。
    罪とは何なのか。自分はほとんど宗教に絡まず生きてきたから、法律的な罪にしか普段は反応できないけれど、こうした物語を知り、そうした側面から赤狩りの罪深さをあらためて思い知ったりする。

    よい1冊でした。

    気になったフレーズはP19
    「組織というものは、二つの物体が同一空間を占めることができないのと同様、すべて排除と禁止の理念に基づいており、また基づかざるを得ない。秩序は危険を防ぐために作られたのであるが、その秩序の抑圧のほうが必要以上に強くなりすぎる時代が、あきらかにニューイングランドにやって来たのである。」

    0
    2024年01月02日

    Posted by ブクログ

    18世紀末、だっけ?アメリカのセーラムであった魔女狩り事件をもとに戯曲化された作品。
    小娘のいたずらから、村を巻き込んだ魔女裁判に発展。
    いまでも記憶してるのはこんなセリフ(うろおぼえ・・・)。
    「だれもが恐れて真実を話したがらない!だから、神はこの村を選んで罰をくだされたのだ!」
    マッカーシーによる赤狩り批判の書として解説されることがあったみたいだけど…。
    現代の「魔女狩り」を考えるうえでも役立つかも・・・。

    0
    2011年12月07日

    Posted by ブクログ

     17世紀、アメリカマサチューセッツ州にあるセイラムで起きた魔女狩り、魔女裁判の実話をもとに、戯曲化したもの。著者が取材した内容が戯曲の途中で解説で盛り込まれており、登場人物のリアルな像に迫っている。
     おれの仕事があまりにも忙し過ぎて、最近全然booklogを書けていなかったし、これももう1か月以上前に読んだ本で、記憶が薄れてきているが、集団ヒステリーの様子、騒動の発端となる女の子の演技(として描かれている部分)、それにつられる女の子たち、というシーンは今でも覚えている。あと、拷問で圧死することになる人が、石を胸(だったかな)に乗せられて、「もっと重く」って言って死んだこと、とか。あとは読みながら付箋を貼ったところを整理することにする。まず「アメリカでは、反動的でない考え方をする者はすべて、赤い地獄と結託していると糾弾される。これによって、政治的対立に非常な壁が作られ、文明社会における交流という従来の正常な習慣の廃棄を正当化する。政策は即ちこれ道徳とされ、政策への反対は悪魔の悪意とみなされる。ひとたびこういう等式が成立して効果を発揮すると、社会は互いに相手をおとしいれようとする権謀術数の巣となり、政府の主要な役割は調停者のそれから神罰をあたえる役に変わる。」(p.66)というのは、恐ろしい社会だなと思う。政策が道徳とすり替わる、ってあってはならないことだし。「反動的でない考え方」って何だろう?と思った。反動的なのがいいのか。あとは魔女がいるかいないか詰問されるところとか、本当困るよなあと思う。いないと答えると「(仰天して)信じられない!」(p.125)とか言われても。即それが聖書の否定につながる、と解釈される、というのも生きづらい世の中だなあと思った。あとは「訳者あとがき」のところで、「魔女の概念は、一つにはこういう狂信的な、欲望と本能をたえず抑圧して生きてゆかなければならない、一種のピューリタンの幻覚のなかから作りあげられた、一種のヒステリー症状である。こういう状況のもとで、個人的な、また集団的な宗教的狂気が醸成される。(略)彼らは、信仰のおきてを破るものにきびしい刑罰をくわえた。そうしなければ、きびしい禁欲と規律の生活をおくる自分自身に対してやりきれないわけである。」(p.271)という、もはや何のための欲望や本能の制御なのかよく分からない、本末転倒、という状況のように思える。「一般に、自分が抑圧されて苦しんでいるとき、他人をなんらかのかたちで苦しめると、それが抑圧のはけ口となり、ある種の快感を感じる。(略)神のおきてを守り人間を罪から救う行為であるという大義名分のもとにおこなわれる他人を傷つけることの快感と、神におってつくられたおなじ人間の肉体を傷つけ、あるいはその生命をうばうという矛盾や、良心の呵責を解決するための手段として考えだされたのが、悪魔やその手先である魔女である。だから、悪魔や魔女は、狂信的な宗教的幻想からうまれた恐怖のヒステリー的迷信であると共に、意識の面では、宗教を基盤として権力をもつ者が、自分たちがおこなう残酷な刑罰を正当化するための手段だったのである。(略)このようにして、罰する人間を、犠牲者であると同時に教唆者に仕立て上げた。悪魔や魔女にとりつかれただけなら犠牲者であって、ひどい罰をくわえるわけにはいかないからである。歴史上におけるユダヤ人や異教徒に対する迫害は、すべてこのような論理と説明によって遂行された。」(p.272)というのは分かりやすい。
     ちょっと前に読んだ猿谷要先生の本でこの本を知り、おれもセイラムに行ったことがあって読んだけど、最初は時代や雰囲気に慣れる時間が必要で、入りにくかったかもしれないが、途中からはスラスラ読めた。英語で読んでみたい。でもやっぱり感想がもっと早く書けるくらいの余裕が日常生活に欲しい(本と関係ないことだけど)。(23/10)

    0
    2023年11月18日

    Posted by ブクログ

    学校の課題で読みました。こんな時代があったんだなあ。
    恐ろしいです。
    でも現代でも似たようなことはあるんですよね。

    0
    2011年08月10日

    Posted by ブクログ

    僕の好きな話です。映画「クルーシブル」の原作です。
    映画ではダニエル・デイ・ルイスが出演しております。

    この戯曲にでてくるヘイル牧師が好きです。

    0
    2010年05月29日

アーサー・ミラーII るつぼ の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外文学
  • 出版社
    :
    早川書房
  • 掲載誌・レーベル
    :
    ハヤカワ演劇文庫
  • タイトル
    :
    アーサー・ミラー
  • タイトルID
    :
    427962
  • ページ数
    :
    288ページ
  • 電子版発売日
    :
    2017年02月28日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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