伝説の名探偵 歴史は繰り返される

加賀見彰

伝説の名探偵と呼ばれた今は亡き、龍崎太一の祖父はかつて数々の難事件を解決した切れ者だった。だがなんの因果か、その娘はだまされやすく、遺産をすべて騙しとられた上にショックで入院してしまい、孫の太一は食うに困る状態に陥った。その窮状を救ってくれたのは幼なじみの刑事と弁護士。殺人事件の捜査の協力と引き換えに援助してくれることになったのだが――。

• カテゴリ: ライトノベル
• ジャンル: 女性向けライトノベル / その他女性向けラノベ
• 出版社: コスミック出版
• 掲載誌・レーベル: コスミック文庫α
• ページ数: 310ページ
• 電子版発売日: 2016年12月16日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★☆]

イラスト買いでしたので、どういった作風のレーベルなのか確認してなかった。なので冒頭のシーンで「しまった、失敗したか？」と思ってしまった。まあ、そんなことは杞憂でしたが。名探偵の孫ということで推理を頼られ、推理したら勝手に落胆されて――という流れにちょっとムーッとなりました。が、結構おもしろかったです。太一くんの気持ちよっくわかるわー。お金はやっぱり大事よ。生きていくにはお金が必要だものｗｗ　ちょっと人物たちの距離感がつかめなかったのが気になったかなー。ちょうど似たようなことを言っている評価を読んだので、その影響ですが(^◇^;)

[ブクログ · ★★★☆☆]

伝説の名探偵と言われた祖父を持った主人公。
しかし母は、ものすごく騙されやすい人物だった。

おかげで無一文。
しかしいい事があってよかったね、ですが
人間切羽詰まれば、人が変わるものです…。

内部、騒音、バラバラ。
最初の話以外は、幼馴染の刑事はまったく信じずに
上の方針に従うばかり。
ならば聞いてくるなよ、とは思いますが。
雇い主となった弁護士の汚部屋っぷりもすごいですし
事件解決後に連れてこられる人達も…。
食べ物はともかく、クマのぬいぐるみは
ひとつあったらもういいのでは？ｗ

事件内容もすごいというか、殺された人の性格が
惜しい人を亡くした、と思えないほど素晴らしい。
でもまぁここまでしたたかでなければ
世の中渡っていけない？
いやでも、相手の身代食いつぶしているわけですし…。
周囲も認める結婚詐欺に捕まった感でいけば
いいのでしょうか？？

そんな事件が勃発している横で、人は信じない！　と
泣き叫んでいるのに、毎度騙される母親。
入院費はともかく…横領って、どうやって？？

[ブクログ · ★★★★☆]

主人公とその母親のイラっとするキャラを楽しめるか楽しめないかで好みが分かれそうかなと。
私は好きでした（笑）謎解きもまあまあ面白かったし、個性的な登場人物も楽しかったので、続きが出たらまた読みたい。