サーキュラー・エコノミー--デジタル時代の成長戦略

サーキュラー・エコノミー--デジタル時代の成長戦略

原材料の価格変動が予測できず、供給の不安定さに対応するコストが高まっている。その理由は、新興国経済が発展したことで、全世界的にエネルギーや原材料の需要が高まっているからだ。従来型の、資源を採取し、製品を生産し、活用し、廃棄する、という一方通行型のビジネスモデルを続けている企業は、競争力を失ってしまう。
<サーキュラー型・5つのビジネスモデル>
生産・消費型からサーキュラー型へビジネスモデルを転換・構築し、成功している企業を5つのモデルに分類。事例とともに紹介する。
1 サーキュラー型のサプライチェーン:再生可能な原材料を用いることにより、調達コストの削減や安定的な調達が可能になった。ソーラーパネルを店舗に設置したIKEA社ほか。
2 回収&リサイクル:廃棄を前提にしていた設備や製品を再利用することで、生産コストや廃棄コストを削減できる。「無駄ゼロ」施設を持つP&G社ほか。
3 製品寿命の延長:修理やアップグレード、再販売によって、使用可能な製品を活用する。エンジン部品を再製造するキャタピラー社ほか。
4 シェアリング・プラットフォーム
家庭にある製品の8割は、月に1度しか使われていない。消費者は、保有しているモノを貸すことで収入を得られるようになりつつある。廃車アプリを展開するUber(ウーバー)ほか。
5 サービスとしての製品
顧客は所有せず、利用に応じて料金を支払うビジネスモデル。走行距離に課金するミシュラン社ほか。

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サーキュラー・エコノミー--デジタル時代の成長戦略 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2017年04月16日

    ここ最近の流れがわかりやすく整理されている。

    ◯サプライチェーン:エネルギーを含む

    ◯リサイクル:拡大の課題→品質維持と所有権の確保

    ◯製品寿命の延長:オペレーション参画

    ◯シェアリング、遊休資産の活用!

    ◯PaaS:拡大の課題→リアルタイム把握、サービス拠点の配置による地域基盤、長期保障...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年04月16日

    UK版(英語版)よりも日本の事例を取り入れるなど、日本語で読む意味がある1冊。
    経済規模、トレンド、ケースの3つがまとまっている

    0

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