ソフトウェアエンジニアのための ITインフラ監視［実践］入門

斎藤祐一郎

クラウドの一般化に伴って，ITインフラの運用にIaaS（Infrastructure as a Services）を利用するケースが非常に増えました。IaaSによって，サーバ構築・運用の負荷は劇的に軽くなりましたが，その分，ITインフラ管理の業務を開発者が行うようなケースも増えています。本書では，そうした趨勢において，サーバサイドソフトウェアエンジニアやITインフラエンジニアが限られた時間とコストで，効率的にITインフラ，とくにWebサービスの運用における監視の設計・構築，そして運用を行うためのノウハウをわかりやすく解説します。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: IT・コンピュータ / 言語・プログラミング
• 出版社: 技術評論社
• ページ数: 145ページ
• 電子版発売日: 2016年10月07日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 9MB

[ブクログ · ★★★★★]

監視についての大枠を理解できる良い本だと思う。
システム監視という分野に特化した技術書はそこまで多くない印象。
なので本書のようにそこまでハードすぎない分量でまとまっているものは貴重なのでは。

メモ
・OS標準機能プロセスの監視
・ミドルウェアの監視

[ブクログ · ★★★★★]

言われてみれば監視のノウハウを書籍化した本って意外と少ない気がする。実践的な内容に特化しすぎず、監視の設計から障害対応の心得までカバーしてくれるお得な一冊。タイトルにはITインフラとあるけど特にインフラ限定というわけでもなく監視全般に通じる内容なので全エンジニアに役立つと思う。

[ブクログ · ★★★★★]

- これまで「監視」にフォーカスして設計から運用まで書かれた本は見たことが無かったので、現在インフラ運用監視に携わっている方、これから携わる方、他の業務と掛け持ちでインフラ運用監視に携わっている方、インフラ運用監視について知りたい経営層等、IT を業務としている方におススメしたい
- 監視の目的、設計から現状分析、運用フェーズ、障害対応時等、なんとなく知っているつもりでいたが、これらを一つ一つ著者の経験も踏まえた実践的な内容で書かれており参考になった（これまでの浅い認識を猛省）
- ページ数が少なくとても読みやすかった、ちょっとした時間で章を読み返したり出来るのも良い
- ページ数が少ない割に内容は濃く、タイトルにあるように監視に纏わる実践的な内容もちゃんと網羅されているが、各種ミドルウェア監視設定やパフォーマンスチューニングのパラメータ等については本書の範疇外
- 自分が IT インフラの業務に携わり始めた頃にこの本に出会えていれば...あの障害は未然に防げたのではとか辛い思い出が去来した
- 今後の業務の中で監視設計、監視運用を検討する度に読み直したい

[ブクログ · ★★★★☆]

仕事で運用監視チームを立ち上げる際に参考にしました。
自身に運用監視の経験がなく、まとまった情報が欲しかったので重宝しました。
何を考え、具体的にどうしているのか？が得られたのでオススメです。

[ブクログ · ★★★★☆]

アプリケーションエンジニアだが、最近趣味サーバの運用を始めてみたりしていることもあり、手にとった。
読みやすかったし、大変参考になった。早速、監視設定の追加・見直しをしたいと思った。

一方で、具体的な設定実例として Mackerel を扱っているあたりなどは、本書が多くの読者の手に取られることを考えたとき・全体のバランスを考えたときに妥当なのかどうかは、少し疑問に思った。（当方としてはむしろ有りがたかったのだが...。。）

今後も監視設定等に迷ったときに立ち返りたい本。