「その日暮らし」の人類学~もう一つの資本主義経済~

「その日暮らし」の人類学~もう一つの資本主義経済~

1,034円 (税込)

5pt

私たちはしばしば「働かない」ことに憧れながらも、成果を追い求め、今を犠牲にしてゴールを目指す。しかし世界には、そうした成果主義や資本主義とは異なる価値観で人びとが豊かに生きる社会がたくさんある。「貧しさ」がないアマゾンの先住民、気軽に仕事を転々とするアフリカ都市民、海賊行為が切り開く新しい経済圏……。彼らの生き残り戦略から、働き方、人とのつながり、時間的価値観をふくめた生き方を問い直す。

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「その日暮らし」の人類学~もう一つの資本主義経済~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    小川 さやか
    (おがわ さやか、1978年2月25日[1] - )は、日本の文化人類学者。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。専門はアフリカ地域研究。学位は博士(地域研究)(京都大学・2009年)[2]。
    大学院生だった2001年からタンザニアのムワンザで参与観察を行い、マチンガと呼ばれる行商人

    0
    2025年02月23日

    Posted by ブクログ

    著者はタンザニアのムワンザという都市で零細商人のビジネス手法を研究しており、本書ではそこから導かれた「その日暮らし(living for today)」の生活に新たな視点を提供する本となっています。「その日暮らし」というと多くの日本人はネガティブな生活を連想し、国の社会保障が存在していないような発展

    0
    2024年12月30日

    Posted by ブクログ

    貯金とか退職金とか社会保障とか、本邦の現代人なら将来を見越した生き方をしないと漫然と不安で、未来なんか無いみたいに短期的視野で暮らす生き方なんて想像つかないし、安定してなくてなんかかわいそう。
    と、見下している読者に新たな世界を教えてくれる面白い本でした。

    作者は想定してないと思いますが、その日暮

    0
    2024年08月24日

    Posted by ブクログ

    新たな世界観を拓いてくれた書。

    インドを旅行した時に、同じような店がずらりと並ぶ。差別化特になし。
    なぜなんだろうなーとずっと思っていた。


    あとで記載する

    0
    2023年12月28日

    Posted by ブクログ

    下からのグローバル化=効率化のために労働者を切り捨てず無数の雇用を生み出す、知識や技能を独占せずに共有する、経済が水平なネットワークで動く

    常に計画を立てて将来のために今を消費するような生き方は、日本のように整えられた社会だからこそできることで、でも確かにやりたいことをやりたい時にやる、という気持

    0
    2022年01月12日

    Posted by ブクログ

    価値観の引き出しがボカンと増える感覚。
    鬼のフィールドワークで世界を覗き見る著書。逞しさと賢さに惚れ惚れする。めちゃくちゃ面白かった。

    0
    2020年12月27日

    Posted by ブクログ

    なんと甘美なタイトルか。ひさしぶりにレビューに★つけちゃっった。

    その日暮らしは甘美であるが、Living for Todayになると高尚さすら感じる。

    で、そのLiving for Todayを実践している人々と社会を教えてくれる本。



    いきなり最初に青野春秋の『俺はまだ本気出してないだけ

    0
    2022年06月01日

    Posted by ブクログ

    私も含め大多数の日本人はもはや資本主義から抜け出ることは社会的な死とほぼイコールだと思っていると思います。が、資本主義じゃないもので動いている社会があり、それはどんなものぞや?と思い手に取った本
    アフリカのLiving for Today(その日その日を生きる)な暮らしをする人々への取材から見えてき

    0
    2025年09月25日

    Posted by ブクログ

    朝日新聞出版の「一冊の本」に連載されていた「無条件の条件」で著者の視点がユニークだったので、本書を紐解いてみたが、大いに楽しめた. タンザニアのインフォーマルな交易に携わる人たちの独特の生き方が紹介されているが、この国ではそのような人が6割以上存在している由.試しにやってみる行動形態、変わり身の早い

    0
    2023年10月05日

    Posted by ブクログ

    職業の選びかたも仕事の仕方も、ニセモノの位置付けも、私たち日本人が常識と信じている価値観を覆され、その社会の中で生き抜くための知恵としなやかさを持つことの大切さを改めて感じさせられる。
    既存の価値観にとらわれない先生のフィールドワークは、普通の人にはなかなかできるものではないですが、素晴らしいです!

    0
    2023年04月11日

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