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「新しい時代のモノづくり、心の時代の経営のあり方、仕事の仕方、いきざまを教えられます。」
坂本光司(法政大学大学院政策創造研究科 教授)氏 推薦!
小さくても、いや、小さいからこそブランドをつくりたい!
日本が誇る世界ナンバーワン企業のニッチ・トップ戦略を徹底取材!ニッチ・トップ戦略の新定義
小さくても大きく成長したブランド「イチローズモルト」「ソメス」を育ててきた張本人である、肥土伊知郎氏(ベンチャーウイスキー取締役社長)、染谷昇氏(ソメスサドル代表取締役)への徹底取材から、「ニッチ・トップ戦略」を紐解いていきます。
私はこの取材を通して、ベンチャーウイスキーの肥土社長やソメスサドルの染谷社長が、真のイノベーターであることを実感しました。
両社が扱っている商材は、ウイスキーやカバン・バッグというモノであり、私たちの住む世界にとって特に目新しい類の商品ではありません。
それにもかかわらず、なぜ後発で“ナンバーワン”の称号を手に入れられるまでになるのでしょうか?
「秩父で造ることにこだわったウイスキー」「馬具職人がつくるカバン・バッグ」という“意味”を見出し、それを基盤に“世界で唯一の物語”による価値を発見しています。
このブランド価値を創造する過程こそが、特に中小・ベンチャー企業にかぎらず、公的機関や支援機関の方々も含めたリーダーにとって、両社長から学ぶべきもっとも大きな教訓であると私は確信しています。
しかも、両社長とも「ほぼゼロ」からブランドをスタートさせているように、挑戦することの価値を教えていただけます。
肥土社長、染谷社長の生い立ちや成長、気づきについて知りたい方にとって、読み物としても読み応えがあります。
ブランディングの実践を学びたい方は第3章「小さいけれども、地元に愛されて、独り立ちするブランドづくり」までお読みいただければと思います。
本書で取り上げた企業・・・
・ベンチャーウイスキー
・ソメスサドル
・さくらひめプロジェクト
・四万十とおわ
・小田急百貨店
・石垣島スパイスマーケット
・ミマツ工芸
Posted by ブクログ 2018年08月27日
地域活性化を考える上で、学びの多かった一冊。
以下思ったこと。
6次産業化について。
1×2×3の発想って、大体3のアクターが1、2をサポートする形で動いてることが多い。
けどよく考えたら大事なのって、そもそもの2であり1なんだよなぁ。
良いモノでなければそもそもどんなに販路構成しても売れないよ。...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年08月03日
ソメスサドル
同社のものづくりへの想いとは、「馬具職人のプライド」です。
馬具に求められる性能とは、第一には絶対に壊れないことであり、第二には「人馬一体」となるための繊細な気配りと調整です。
「ソメス」とは、フランス語で”頂点”を意味する”ソメ”からつくられた造語です。英語で”鞍”の意味の「サ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年04月09日
元小田急百貨店のバイヤーさんが著者で、イチローズモルトやソメスサドルといった日本の小さいけれど独自性を出しているメーカーをクローズアップして描いた本。
2社とも東京ではなく地方の地元に根ざした発展を志していて、それなりに苦労もしながら自分たちなりのポジションを見つけて、伸びてきた会社。少しボリューム...続きを読む
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