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マネジメントの父ドラッカーが50年前に伝えた「経営の処方箋」と同じことを愚直に続ける企業があった。それがトヨタである。いまや世界一の自動車メーカーへと成長しつつあるトヨタの経営手法をうまく学ぶためには、ドラッカーの『現代の経営』を併せて分析するといい。そこからは、成功する企業の基本条件を見出すことができる。
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Posted by ブクログ
ドラッカーを学ぼうとする者には、願ってもない一冊。 なんとトヨタ式経営(カイゼン)が、ドラッカーの「現代の経営」を実践した結果であることを、数多くの事例と出典を示して明らかにしている。 引用箇所はエターナル版の掲載ページも示されており、実にありがたい。 これは、著者の妄想ではなく、日経に掲載されたド...続きを読むラッカーの回想録の中の一節に端を発している。 その中でドラッカーは、GMのコンサル中に取り組んで没にされた「従業員意識調査」が、トヨタに持ち込まれていたと証言している。 そして、1950年代前半に、GMをベンチマークしていたトヨタが、積極的にそれらの成果と、1954年出版の「現代の経営」に示された、ドラッカーの教えを取り入れたに違いないというのが著者の主張だ。 現場の知識で仕事を良くする「カイゼン」や、「リードタイム」などの時間への着目。そして、「トヨタ綱領からトヨタウエイ」に示されたミッションやモチベーション向上への取り組み方まで、トヨタ式成功の手法の多くが、「現代の経営」で語っていることと一致している。 残念ながら、トヨタ側には、ドラッカーの手法を下敷きにして「トヨタ式生産方式」を築いてきたという記録めいたものはないそうだ。 しかし、本書による「トヨタ式経営」と「現代の経営」の共通点への指摘は、これまでのトヨタの成功をもって、ドラッカーの経営理論に間違いがないことを十分証明するものになっていると感じた。
トヨタ式=改善 心理学的アプローチで全社員のやるきを高める ベンチマーク 他社と自社の徹底的な比較など 面白い事がいっぱい書いてました。
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ドラッカーとトヨタ式経営
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今村龍之助
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