マタハラ問題

マタハラ問題

770円 (税込)

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4.3

働く女性が妊娠・出産・育児を理由に退職を迫られたり、嫌がらせを受けたりする「マタニティハラスメント(マタハラ)」。労働局へのマタハラに関する相談は急増し、いまや働く女性の3人に1人がマタハラを経験していると言われている。本書は「NPO法人マタハラNet」代表による「マタハラ問題」の総括である。マタハラとは何なのか。その実態は、どのようなものなのか。当事者の生の声から問題を掘り下げる。

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マタハラ問題 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2016年06月19日

    ■2013年の日本労働組合総連合会の調査ではセクハラ17%を大きく上回る25.6%がマタハラ被害を受けたとの結果が出た。2015年の調査でも20.9%と高い。
    ■マタハラはグラデーション化して広がる。
    ・違法性が明確なものを「ブラックマタハラ」
    ・直ちに違法とは言えないけれど問題視すべきものを「グレ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年01月30日

    著者が被害を受けた上司の無能っぷりがすごかった。

    女性は家に入るべきという人がいるかと思うが、女性が働かないと労働人口が減って日本経済が危機的状況になる、というのは至極もっとも。
    そのためにも女性に働いてもらおうと日本政府も動いているのだろうが、そのあたりをわかっていない人が多いだろう。
    でしゃば...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年07月01日

    近年多数のハラスメント(嫌がらせ)が顕在化するようになった。
    あまりにもその数は多くて、かえって軽く見られてしまう懸念もある。
    しかし実態はそんな軽いものでは決してなく、ハラスメントの中でもある特定の場合にだけ起こりうる場合が存在する。
    その一つがマタハラだ。

    本書は著者や他の当事者の体験からどの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年03月14日

    女性が働くと子供を産まなくなるのではと不安を述べる人がいるが、これは大きな間違い。OECD加盟24か国の女性の労働参加率と合計特殊出生率を見ると、女性の労働への参加率が上がるほど、出生率も上がっていることがよくわかる。北欧諸国、オランダのように女性の就業率が高い国は出生率も高い。逆に女性の労働参加率...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年02月16日

    ひどいことをする会社だと思った。
    本書は、感情論だけではなく、経済問題にまで発展してマタハラ問題をつなげている点がよいと思った。

    第2子の保育園入所問題にしても、妊婦の補助仕事についても、ある人が既得権利を守ろうとすると、他の人に迷惑がかかってしまうという点が社会の問題なのだと思う。

    みんなが気...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年01月31日

    マタハラはすべてのハラスメントに通ずる問題である、ということが本文の根底。
    これからは様々な、働く上では不都合ですらある事情を抱える社員が増加していくにあたり、自分と他人は違うんだということを理解して都度接していかないと、ひいては利益減少、イメージ悪化に繋がりかねないと警鐘している。
    妊娠も生理も、...続きを読む

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