女騎士、経理になる。 (5)

三ツ矢彰 / Rootport

新大陸を発見した人間は大船団を率いて植民を開始した。新天地は豊かな実りをもたらし、飢餓と貧困は過去のものになると思われた。しかし、入植地の西方、山脈の向こうには魔族たちが暮らし、独自の文化・社会を発展させていた。人間たちは魔族の居住地域を「魔国」と名付け、討伐軍を派兵した。 こうして、人間国と魔国の100年を越える戦争が始まった──。腕っぷしが強く、義理人情に厚い女騎士「シルヴィア」・クールで高飛車でお金にがめついダークエルフの少女「ルカ」・癒し系ほんわか姐さん司祭補「セラフィム」が＜終末へと向かう世界＞を変える異世界会計英雄譚!!５巻では活版印刷機と文庫本の発明をして窮地に立つ人々を救う!!

• カテゴリ: 少年・青年マンガ
• ジャンル: 青年マンガ
• 出版社: 幻冬舎コミックス
• 掲載誌・レーベル: デンシバーズ
• シリーズ: 女騎士、経理になる。シリーズ
• 電子版発売日: 2017年06月24日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 53MB

[商業高校出身者 · ★★★★★]

くっ！ わからん！

わからん、のは私がよく学んでいなかったからで、勇者編の方です。こちらは政治経済の方も取り扱っているため、ということになります。商業は人と人を結びつけるという幅広さがわかります。そういうところを大学で学びたかったのですが……。ところで、銀行がメインである以上、女騎士さんたちはお店の再建や仲介などをしているわけなのですが、簿記検定に関して言えば、初学者が引っ掛かるのは（商品販売の）分記法と三分法、減価償却、引当金などだと個人的には思いますが、商品販売の記帳方法についてあまり書かれていないのは「そこは簿記の本で勉強してね」だと思います（あと初学者が引っ掛かりやすいのは計算を伴う仕訳、例えば利息計算して仕訳するなど）。余談。インフレのお話で、森岡浩之さんの小説「無限のコイン」（短編集「夢の樹が接げたなら」収録）ではとある理由でインフレがおき、経済が崩壊します。ご一読を。ちなみにもし、このまんががアニメ化されるとしたら、ダークエルフ役は松井菜桜子さんがいいなぁ（というか脳内再生されました。名探偵コナンの鈴木園子役、機動戦士ガンダムΖΖのルー・ルカ役など）。あと、グーテンベルクさんのところで働いているのは農奴の子供たち。すると、農業よりも働き甲斐のある印刷工の方がいいだろうし、無能な貴族はまた領土を減らすのだろうなぁ（ただ、鉛は人体に有害なので子供たちが将来どうなるのか不安ですが）。