無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
若きシークは挙式の1カ月後に姿を消した。わたしのおなかに息子と娘を残して。
「ぼくたちはまだ夫婦らしい。正式な離婚手続が必要だ」突然訪ねてきた夫、ジャウルの言葉に、クリシーは驚いた。2年前、マルワン国皇太子だった彼とロンドンで結婚したが、ジャウルは1カ月後に帰国し、それきり音信不通となった。代わりに彼の父王が現れ、無情にも結婚は無効だと告げた。クリシーがジャウルに会わせてほしいといくら懇願しても、その願いは叶わなかった。なのに今ごろ現れて離婚したい、ですって?怒りに駆られながらも、わずか1カ月の結婚で授かった双子の存在を打ち明けたとたん、ジャウルは豹変し、離婚は撤回すると言いだした。自分の子供ならマルワンで育てることが法律で決まっているという。この上、私から子供まで奪おうというの?
■『未熟な花嫁』のヒロイン、リジーの妹、クリシーは砂漠の君主、ジャウルに捨てられ、双子を抱えて大変な苦労を強いられました。それから2年、突然ジャウルが現れ、彼女は再び絶望の淵に落とされますが……?
Posted by ブクログ 2016年03月07日
誤解というものは怖ろしく、時に人間関係を決定的に破綻させるものです。
ヒ―ローは砂漠の国の王ですが、皇太子時代にイギリスの若い女性と恋に落ち、結婚式まで極秘に挙げてあきながら、彼女の元から去りました。
彼女には皇太子の父親、つまり国王が対面し、手切れ金を渡して、息子はもう彼女には会いたくないと言っ...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。