ロマネスク美術革命

ロマネスク美術革命

1,232円 (税込)

6pt

3.5

11~12世紀のロマネスクこそは、ヨーロッパ美術を大きく変える「革命」だった。宮廷文化から民衆文化への流れのなかで、知識より感情を、写実より形の自由を優先する新たな表現が、各地でいっせいに花ひらく。古代ギリシア・ローマやルネサンスだけがスタンダードではない。モダンアートにも通じる美の多様性を再発見する。※新潮選書に掲載の写真の一部は、電子版には収録しておりません。

...続きを読む

ロマネスク美術革命 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年06月28日

    11世紀から12世紀の美術様式をロマネスクという。19世紀前半に命名される。ローマ風、ローマもどきという意味。
    垂直性が強い後の時代のゴシックに比べ、大地に根差したような安定した形態を持ち、古代ローマを思わせるアーチに特徴がある。
    従来ゴシック美術の準備としか評価されていなかった。
    11世紀は気温が...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年12月23日

    ロマネスク美術の魅力についてのエッセイ。
    ロマネスクに関心を抱いて、行きやすい町の教会とか見始めた初心者にとって、イギリスやノルウェーにロマネスク協会がそんなにあるんだということや(専門家である著者も、自身がイギリスのロマネスクに気づいた2002年当時は、一般にロマネスクといえば仏伊西が本場だったと...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年02月05日

    ルネッサンス以降の美術の常識では解釈できない不思議な造形に満ちたロマネスク美術。ヨーロッパ各地に残されたロマネスク教会から謎を探し出し、それをミステリーの謎解きのように解き明かしていく手際に感心した。それにしてもルネッサンス以降のヨーロッパ近代の前の時代に対する忘れっぷりは凄い。

    0

    Posted by ブクログ 2023年04月14日

    芸術新潮で著者のファンになってから17年、この本を購入してから5年、やっと読み終えることができてホッとしている。

    2006年ごろの芸術新潮で、二度にわたるロマネスク教会の美術特集。
    そこで金沢百枝さんの切口やご本人の文やお姿をみて、とてもチャーミングなこの方が大好きになった。
    以降、Twitter...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年02月23日

    後半息切れしたものの、写真の豊富な中盤までは、とても楽しく読むことができた。できれば、紹介された教会などが、地図にプロットされてると嬉しかったりして。

    0

    Posted by ブクログ 2015年11月09日

    美の多様性に開眼。ギリシア・ローマとゴシック・ルネサンスの狭間、11-12世紀。何となく、技術的に稚拙で不気味な印象のあるロマネスク美術。しかしそれは、モダンアート、ピカソに通じる自由奔放な力の解放であった。

    0

ロマネスク美術革命 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮選書 の最新刊

無料で読める 趣味・実用

趣味・実用 ランキング

同じジャンルの本を探す