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Posted by ブクログ
マンボウ先生、晩年のエッセイです。
かつては船医として7つの海を渡り、カラコルム登山隊のドクターとしても参加した北杜夫さんですが、晩年は入院生活をされながらも、ご家族に囲まれて穏やかに暮らしておられたようです。
年を取るといろいろな欲が消えるので、ストレスが無くなり、なかなか死ねない、アイロニイだが真実だと、医者らしいことをおっしゃっておられ、なるほどと思いました。老体となったご自分の姿を、衰えることのない独特のユーモアでしみじみと語られていました。
昔話も多く、父茂吉のことが多く語られているのは、尊敬してやまない存在だったことが伺われます。
年を重ねてゆけば、親しかったひととの別れも多くなります。なかでも遠藤周作とのお別れが印象的でした。
老いることへの覚悟を、やんわりと教えてくれる本でした。
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