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あたし、片平サエ。最近、なぜかあたしのまわりでは、不思議なことがいっぱい起きるの。 やっぱりあたしの霊感が謎をよぶのね。でも、同級生の山下博士や、工学部の大学生の光一おじさんは、「この世に説明できないことなんてな~い!」なんていうんだよ。さあ、あなたには、このトリックがわかる?(「消えたコインの謎」ほか全3編を収録。)
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Posted by ブクログ
“「じゃあ、手に絵の具がついたのもそこですね。」
冷たい声でいうと、みすずさんは光一おじさんにすっと近づいた。
「持ち物を調べさせてください。」
けれども、光一おじさんはきっぱりと首をふった。そしてだまって黒板へ歩いていく。
な、なにをするの?
みんなが息をのんで見守る中、光一おじさんはチョークの粉を左手につけると、いきなり、バンッと黒板に手形をつけた。
「サエ、博士くん。これがほんものの手形だ。そしてヒントだ!」
ええ?ど、どういうこと?”[P.83]
幕間にちゃっかり出てくるギュービッド様。
“「はあ……。」
あれ?博士、なにためいきをついてるの?
「サエって、ほんとにくだらない話が好きだねぇ。」
ええっ?なによ、博士、こわくないの?
「ぜんぜん!幽霊なんて、科学的に考えるといるわけないよ。っていうかさ、サエの好きなオカルト本にも書いてあったじゃない。『霊なんていないの。人間は死んだら灰になってハイ、さよならなの。』って。」
それはオカルト本じゃなくて、お話。『黒魔女さんが通る!!』の黒魔女ギュービッドがいうせりふでしょ。
「とにかく、黒魔女がそういうくらいなんだから、なおさら幽霊なんているわけないじゃないか。」”[P.105]
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