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「私の所においで 紫の君…
ずっと一緒にいてあげますから…」
花と見紛うばかりの美しき皇子・光源氏。
義母・藤壺の女御への叶わぬ想いに囚われながらも、
左大臣の姫君・葵の上を娶ることを決める。
しかし心は満たされぬまま、その歪んだ妄執は、
空蝉の君、末摘花、六条の御息所…
他の女達へと向けられるのであった。
このまま、修羅の道へと堕ちていくかと思われたその時。
光は藤壺の女御の姪・紫の君と、運命の出会いを果たす…
---光源氏は、果たして本当に光の中だけを歩んでいたのか?
千年語り継がれる歴史ロマンスを、奇才・桜田雛が新たに紐解く。
美しくも黒き「桜田源氏」の愛と陰謀を描いた、超訳・源氏物語第2巻!
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2020年03月06日
空蝉の話ってこう読むとかなり重要な話だったのだと気づきました。藤壺と同じく人妻で、体は得られても心は得られなかった女人(とその時源氏が認識していた人)ということなのか。
「私はもう自由に恋ができる身分じゃない」
「娘時代に出会っていたらあなたに好きだと言えたのに」という空蝉の言葉はかなり刺さる。
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