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人口増加率はアジアの2倍
年率5~6%で経済成長するフロンティア
アフリカ・ビジネスの
戦い方が見えてくる
1990年代に開発された防虫蚊帳「オリセットネット」。防虫剤が練り込まれたポリエチレン製の糸でつくられている。現在では、アフリカをはじめとする海外の途上国で、マラリア防除などのために年間にして数千万張り規模で使われている。発売当初は思うように売れず、在庫の山を築く。
しかし、転機はやってくる。9・11テロ、WHOから「全面推奨製品」認定の獲得、世界経済フォーラム「ダボス会議」での出来事。こうした機会を見逃さず、事業を拡大していく。さらに、公共入札市場から、小売りへの展開を始める。ケニアのスーパーマーケットに置かれ、市場シェアでトップを獲得する--。
日本企業のアフリカ進出を成功へと導く「フロンティア市場の戦い方」を描く。
Posted by ブクログ 2019年06月30日
住友化学がアフリカというフロンティアで如何に蚊帳を売っていったかについてリアルな現場の様子をまとめた本。
最初は蚊帳の開発、パブリック向けとしての販売、そして小売販売、とストーリーが展開。
実名が出てくるだけあり本当にリアル、マーケティング、営業視点でもとても勉強になる。
個性が強く、キャラの立っ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月25日
住友化学のマラリア防除に効果のある防虫蚊帳「オリセット」の開発からアフリカでの小売展開までの過程をドキュメンタリー風に解説。
著者もオリセットの小売展開プロジェクトの一員であったとのことで、ここまで詳細に明かしてよいのかと思うくらい臨場感のある内容だった。登場人物のキャラが立っていて、ビジネス小説の...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年04月29日
本書は、住友化学で発足されたベクターコントロール事業部の事業、
「蚊帳をアフリカで流通させ、トップシェアを取るまで」を描いたドキュメンタリーである。
筆者は、マーケティングコンサルタントとして独立して事業を行う浅枝氏。
本書は、外部スタッフとしてプロジェクトに携わった彼の目線で書かれている。
通...続きを読む
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