在宅医療のリアル

上田聡

1万人以上の終末期患者を診てきた訪問医師の記録。
在宅医療で家族が知っておきたいこと

超高齢社会を迎える日本にとって、高齢者の「死」は避けて通れないテーマです。
増え続ける高齢者に対して、医療・介護サービスの提供が質量ともに追い付いていない現状があるなかで、身近な家族の死をどこで迎えてもらうべきかについて、問題意識を持っている人も増えています。
一方の高齢者は、住み慣れた自宅で最期を迎えたいと、誰しもが思っています。
では、終末期を自宅で過ごしてもらう、自宅で最期を迎えてもらうために、家族は何をすればよいのでしょうか。
そこで本書では、1万人以上の終末期患者を診てきた医師が、在宅医療で看取りに立ち会ってきた現場を記録することにより、終末期患者が自宅で幸せな最期を迎えてもらうために家族が知っておくべきことを整理。
高齢者に「大往生」してもらうためのヒントが詰まった1冊。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: 暮らし・健康・美容 / 健康・医療
• 出版社: 幻冬舎メディアコンサルティング
• ページ数: 194ページ
• 電子版発売日: 2015年04月17日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

「リアル」が描かれているが、うさんくささもある。終末期医療では科学的医学以外の側面が大きくなることは感じたが、自然的治癒力だの木の根だの、筆者の哲学的な側面が前面に出ている。あくまで体験談。一つの考え方としては理解する。