人材マネジメントの世界で、社員の組織への貢献意識やモチベーションの高さを意味する、「エンゲージメント」という言葉が注目されています。このエンゲージメントについて、世界各国の企業を対象に米国の人事コンサルティング会社が調査した結果、驚くべきことに調査をした主要28か国の中で、日本は最下位でした。
そこで本書では、日米で人事コンサルタントとして活躍する著者が、アメリカや世界の企業社員の仕事観について、また、社員のエンゲージメントを高める方法を述べていき、日本企業の活性化を目指します。
これからの企業を担うビジネスマンに、ぜひ読んでいただきたい1冊です。
Posted by ブクログ 2022年02月03日
良書 日本の労働問題を外国人の目からみた、問題を提起した書、中身もかなり濃い。
結論は、「日本の時代に遅れた人事制度を見直し、経済の低迷から立ち直り生産性と収益性を上げ、より充実した人生を送ることを可能にしよう」
気になったことは以下です。
・日本企業には社員を解雇する良いプロセスがない。この...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年04月26日
著者になぜかTwitterでフォロー頂いたので読んでみた。日本の労働環境の課題がテーマに沿ってあげられており示唆に富む。
他国のうまくいった例も多くあげられているが、その裏には当然弊害もあると思われるが、その辺りまでは触れられていない。市場が縮小した際に解雇された人が行く宛がなくなったり、経験上能力...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年02月04日
日本企業の社員のほとんどは残業、予期しない転勤命令、つまらない相手との飲みニケーションは嫌いだと推測するが、それでも会社を辞めないのは、
・辞めても労働時間、給与面などの待遇が良くなるとは限らない
・そもそも転職マーケットが大きくない
からだと思う。
高度経済成長期に一つの会社で定年まで勤め上げ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月20日
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日本企業の人事管理システムを批評する本。
日本人の仕事との向き合い方、エンゲージメントの低さ、向上方法、正規と非正規、長時間勤務、リーダーシップ、人事管理システム、ダイバーシティ、自らがキャリアを自発的に歩む
特に面白かったのはアメリカもかつての繁栄が失われ、終身雇用が危ぶまれた時期が...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年09月13日
2015年の発行。
新型コロナウィルスにより、在宅勤務が一般的になるなど働き方が変わりつつある。ホワイトカラーの場合、在宅勤務では、一人一人の働きぶりを基本的には成果でしか確認できないので、一人一人に何を期待するのかを、あらかじめきちんと決めておかなければならない、すなわち、ジョブ型の働き方に移って...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年08月10日
マイクロマネジメントの弊害について、非常に耳が痛かった。しかし、信頼関係を築けていない部下に仕事を任せることは出来ないと思う。悩ましい。。
反対に自分を部下の立場としてみた場合、かなりの裁量を与えられているような気がする。仕事は多いけど、デスマーチってほどでもないし、モチベーション高く保てているよう...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年09月06日
刺激的なタイトルに惹かれてつい手にとって読んでしまったが、なかなか面白かった。
著者は日本の企業とも関わりの長い米国の経営コンサルタント。従来の日本式マネジメントには一定の理解や敬意を示しながらも、日本の人事管理アプローチについて辛辣なコメントを交えつつ分析し、今後日本企業が取るべき方向性を提唱して...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年02月23日
ホワイトカラーの生産性が他国と比べて低いとの話から、
そもそも何が問題なのか?を考えるにあたり、手に取った本。
モチベーションが関係するのでは?と感じていたところもあり、
内容には非常に共感を持てることが多く書かれていた。
自分もやってしまっていることだが、
最初に目的を説明して後は定期的にフォ...続きを読む