古代インドの思想 ――自然・文明・宗教

古代インドの思想 ――自然・文明・宗教

770円 (税込)

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3.8

最大の民主主義国家であり、多様な民族・言語・宗教の坩堝であるインドをまとめる価値観とは何か。緻密な哲学思想や洗練された文学理論など、高度に発達した「知の体系」は、いかに生まれたか。厳しくも豊かな自然環境がインド人に与えた影響とは。外の世界から多くを受け入れながら矛盾なく深化・発展させることで、独自の文化や思想を生み出し、世界中に波及させてきた。ヒンドゥー教、仏教、ジャイナ教……。すべてを包み込むモザイク国家「インド」の源流を古代世界に探る。

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古代インドの思想 ――自然・文明・宗教 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年03月25日

    本書は,インド文明圏について自然環境との関わりをもとに思想や宗教の流れを整理したものである。日本には馴染みの薄い要素として「モンスーン」はたびたびキーワードとして取り上げられる点に注目。インド哲学を考える上でも留意事項となるだろう。

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    Posted by ブクログ 2018年10月31日

    思想・宗教の内容というより、それが生まれた自然環境や歴史的経緯を中心に解説している。モンスーン気候によって育まれた植物に囲まれ、それに馴化し同化する生き方や輪廻の考え方が生まれたこと、遊牧民族だったアーリア人が定住して農耕生活に変わる過程で、信仰の対象が天から地界へと変化し、都市の発展によって自由な...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年01月17日

    北側にヒマラヤ山脈があり、三方を海に囲まれる特異な地形と環境が多様な自然を産み出し、その多様な自然により、そこに生きる人々も一つに統一されることなく、多様であることを受け入れ、そこに生まれた思想も多様であること受け入れている と著者は説明する。

    しかしながら今日、ISの様に多様性を受け入れず、ひと...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2015年03月27日

    古代インドの多様な思想について、自然や環境との関連から概説した書。インダス文明(ハラッパー文明)から初期仏教までの古代思想を、インドの気候風土や地理的環境などの視点から読み解く。
    本書は、インドの古代思想を自然・社会環境から考察したものである。気候学や環境考古学などの知見を引きながら、著者は「無所有...続きを読む

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