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人類1万年の友の秘密を私たちはまだ知らない。ねこ(の原種)と人類が出会って、およそ1万年。媚びない、群れない、焦らない……。自由きままに生きているように見えますが、私たちはねこのことをまだあまりよく知らないのではないでしょうか。
どんな一生を送るのか。どんな喜怒哀楽に身を任せているのか。どんな恋をするのか。なぜ魅力的なのか。
そんな数々の疑問にネコ博士の山根明弘さんが答えてくれます。山根さんは7年間にわたるフィールドワークによって、ねこの生態を探究した動物学者です。生態学や遺伝学の見地から「ねこの生き方」が科学的に解き明かされていきます。
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Posted by ブクログ
むかし猫と一緒に生活していましたが、本書を読んで「ある、ある」とうなずく部分と、「へーそうなんだ」と新しく得られた知識もありました。いつも我々の生活の近くにいた猫ですが、学問的調査としてのノラ猫生態調査の中から、現代社会が変化してきた結果の猫と人間の課題まで、扱う視点は広がっていきます。
よいことなのか悪い事なのか分からないが、子供のころ町中で普通に見かけていたノラ猫も、今いる地域ではほとんど見かけない。丁度今頃の寒い時期、発情期の雄たちの戦いはそれはすごい声だったのだけれど。家にいた猫(彼)も、冬の寒い時期になると「オーアー」と鳴きながら外で戦い、ぼろぼろになって家に戻り力尽き、じっと傷を癒していました。
人間と猫の関係は古く1万年以上も前に遡り、穀物を荒らすネズミを捕食する猫と人間の利害の一致から、家畜としての猫が作りだされた。あくまでも自由で個体で暮らす猫は、人に必要以上に媚びず独立している。しなやかで優美な体つき、俊敏な動きに魅力されてしまう。
それにしても「猫の集会」の意味は今でも分かっていないとは知らなかった。何回か遭遇したことはあるが、じっとただ集まっているだけで何をするでもない猫集会。やはり猫はミステリアスな魅力を残します。
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