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健常者の記録を破る義足アスリートの出現、脳とコンピュータの接続、デジタル認知症……デジタルテクノロジーはわれわれをどこに連れていくのか。デジタルの第一線で活動する著者による、最新トピック満載の書。デジタルによって豊かな未来が創造されるはずだが、同時に忍び寄る「不気味さ」の正体とは何か。「デジタルの船からは、もはや降りられない」「モノのネット化で変わる生活」「ロボットに仕事を奪われる日」など。(講談社現代新書)
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Posted by ブクログ
本書はネット上の情報との付き合い方を考える上で非常に有益な本であったと思う。 日々情報の海の中に投げ出された我々現代人が、人間としての判断、行動をするために必要と思われることが各具体例を通じて明らかにされている。 人間の尊厳というと大げさに聞こえるが、インターネットや情報技術がかくも発達した今だから...続きを読むこそ、改めてコンピューターにアウトソースできる活動領域と人間がすべき活動領域を明確に峻別する必要があると感じた。線引きについて個人差があってしかるべきであるが、各人の線引きなしにコンピュターシステムとの共存は望めないであろう。
デジタルに頼るのもいいが、自分で考えることを忘れてはいけないというのが、この本の一番の教訓です。 「人間とは考える葦である」とはよく言ったものです。
私たちはデジタル社会から のがれることはできない 情報量は爆発的に多いが孤独を感じている 多くのものがネットにつながっていく 仮想と現実の境界がなくなっていく 人間がデジタルに融合する デジタル認知症 とならないためには考える葦であり続けること
メッセージはシンプル。どちらかというとデジタル万歳という印象のあった著者なので、こういう本を今書くというのは意外でもあり、興味を惹かれた。
ドラえもんのひみつ道具箱が次々と実現されるが如く進化するデジタルテクノロジー、ソーシャルメディア、ウェアラブル、ロボット、人工知能など挙げその功罪を掘り下げる。終章ではデジタルテクノロジーには不可能なことがあるとして人間に明るい希望を提示するもそのためには「人間は考える葦である」、すなわち考えること...続きを読むが重要と説く。なんでもググればわかる世の中、逆に言えばググらなければ分からない状態はデジタル認知症のようです。加齢+デジタルテクノロジー、両方から脳を守るにはやはり訓練でしょうか^^;
人口知能、仮想通貨などデジタルでいまどこまで出来るのかがまとまっている。ただ、著者の考え方や予想の部分が少なめなので、ちょっと物足りない気も。
「便利になって生み出された時間を学生が思考する時間、研究する時間に割り当てていると言えるだろうか。単に楽になっただけになっていないか」 学生時代のゼミの教授の「大学生は授業に出ようが出まいが本人の自由だ。しかし、授業に出ない代わりに何をしていたかということが大事だ」という言葉が思い出される
デジタル機器を道具としてコントロール下におけるか。おけないから面白い世界に発展する。未知な世界への不安。デジタル無しで生きていく力⇒個性,強み。
「いつか脳と肉体にデジタルが融合する時代が来る」。記憶が複製できる、夢が解読できる、脳にコンピュータを接続し、念じるだけで物を動かすという超能力者のような事ができる…あまりにも衝撃的な未来だ。SFの中での話なんて他人事は言っていられない。
確かにそうなんだけど落ちがないですね デジタルとリアルを分け隔てるものに対して考察が不足しているからかな? この本をデジタルで読んだから良くなかったかな? 紙で読んだら違ってたかも
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デジタルは人間を奪うのか
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小川和也
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