奥さまはマジ

奥さまはマジ

ラノベ
594円 (税込)

2pt

4.0

〈お父さん、お母さん。私は今、ゲリラの先頭に立って政府軍と戦っています──〉外国で幸せな新婚生活を送っているはずの娘から届いた一通の手紙。しかも、娘はなんとゲリラを引き連れて突然帰国した……。平和な家庭が戦場と化す表題作ほか、ハーフボイルド探偵・大城武の活躍を描く「だいじょうぶ事件簿」、現代を生きる抜け忍高校教師・桃太郎の日常を活写した「てなもんや忍法帖」を一挙収録! カリスマ作家・火浦功が贈る世紀末爆笑小説。

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感情タグBEST3

    A

    購入済み

    おもしろかった

    私にとってはおもしろかった。
    とはいえ、読む人を選ぶ本でしょうね。
    絶対に映像化出来ないような表現を
    面白いと思えるかどうかかな。

    0
    2022年10月15日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     結婚して外国に行った娘から、近況を知らせる手紙が届いた。

    「お父さん。お母さん。――私は、今、人民のために、ゲリラの先頭に立って、政府軍と闘っています――」

     父親は卒倒した。
     某国に海外出張に行くダンナに同行していった、新婚ホヤホヤの愛娘。体中のどこに入れても痛くないその娘が、ゲリラの先頭に立って政府軍と戦っているその娘が、ダンナと一緒に突然帰国した。よりにもよって、そのゲリラたちを引き連れて――。
     平和な日本の一家庭に突然持ち込まれた「戦争」を、ギャグ満載で綴った表題作をはじめ、書いているうちに連載が自然消滅したという伝説の尻切れとんぼ作品(ちなみに火浦功が手懸けたシリーズで無事に完結したものは皆無)などを掲載した短編集。
     天然ボケ気味の娘がお昼に素麺をすすっている途中で、「ちょっと戦争」と言って、追ってきた政府軍と戦闘をする様がとてもシュール。ギャグもシリアスも上手に演出されていて、それだけに、エンディングでボブ・ディランの「風に吹かれて」が引用されているのが余計に印象的でした。

    【戦争は常に平和と地続きである。火薬の臭いがするかしないか、の違いだけだ。】

     その他に、カエルになってしまった父親にショックを受けて家出した娘の捜索を依頼された冴えない探偵とか、自由と美味い食い物を求めて抜け忍となった、やはり冴えない元・忍のボンクラ教師とか、が登場する話が掲載されています。

    0
    2012年03月05日

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