月光の夏

月光の夏

594円 (税込)

2pt

若き2人の特攻隊員は、ベートーヴェンの名曲「月光」を、小学生たちの前で弾き、南溟の空に出撃していった。あの夏の日のピアノの響きは、痛切な思い出として刻みこまれた。愛と哀しみの感動にあふれるドキュメンタリー・ノベル。(講談社文庫)

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月光の夏 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    特攻隊として、最後にピアノを弾きたいと思って、ピアノを探していた時の特攻隊員の気持ちを思うと、とても苦しくなります。今、平和で自分の夢を追いかけられる事に、感謝の気持ちでいっぱいにもなり、さらに頑張ろうというやる気をも持たせてくれる本です。

    0
    2020年09月13日

    Posted by ブクログ

     夏の本で思い出すのは『月光の夏』という戦争小説。
     
     ある小学校で古くなったピアノを処分することになったが、老年の女性教師がそのピアノにまつわる思い出を語ったことから、一転して、保存することになった。
     
     そのピアノは日本でも数台しかない貴重なものだった。  戦時中、特攻を翌日に控えた二人の音

    0
    2017年08月15日

    Posted by ブクログ

    おそらく、戦後の日本には無数の風間氏がいたことだろう。
    戦火の中を生き延びた、ということを喜びではなく一生の十字架として背負っていく。

    読みながら、ずっと頭の中にさだまさしの『戦友会』という曲が流れていた。


    戦地に赴いた無数の若い命も、それを見送った人々も、必死だった。
    それは正しいとか正しく

    0
    2012年05月06日

    Posted by ブクログ

    とある地方の小学校に残されている、出撃前の学徒出身の特攻隊員が演奏したというエピソードが残る古いグランドピアノ。これを残そうとする、当時の現場に立ち会っていた元教師と、このエピソードに興味を持ち取材を重ねるラジオ局のスタッフ達。

    史実に基づいたお話(プライバシーに配慮して当事者個人が特定できないよ

    0
    2012年04月18日

    Posted by ブクログ

    読んだのは小学生の頃ですが、今読むと当初より知識が増えた分面白みが深まりました。
    テーマは重たいですが、(確かですが)実際にあったことが元となっているので戦争・特攻隊関係の本を読みたい方にお勧めしたい一冊です。

    0
    2009年11月11日

    Posted by ブクログ

    自分もピアノを弾くのでより感情移入してしまった。夢多き若者たちが、それを心の奥にしまいこみ、次世代の私たちの為に命を落としていった。特攻隊など、今考えてみればバカとしか言いようが無い作戦ではあるが、彼らの命、生き方、強さ、後世までしかと伝えていかなきゃいけないよね。二度とこんなこと起こしちゃいけない

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

     目頭が熱くなりっぱなしだった。
    特攻前日に
    「死ぬ前にピアノを弾かせて下さい」
    と特攻隊員二人が鳥栖の国民学校を訪れ小学生の前でベートーベンの「月光」を奏でる。その後南の空へ出撃していった…
    どんな想いで今生最後のピアノを弾いたのだろうか。今の世の中ならもっとピアノも弾けたし、立派なピアノ奏者にな

    0
    2025年09月06日

    Posted by ブクログ

    ジャンルは小説としたが、ほぼ事実を基にしたドキュメンタリー小説。特攻前日に、ピアノが弾きたいと小学校を訪れた特攻隊員2名。その2名を、平和が訪れた戦後数十年後に捜し出そうと、メディアやルポライターが色々トライするも中々条件に一致した人が見つからない。

    最初にも書いたように小説というよりかは、ドキュ

    0
    2023年12月20日

    Posted by ブクログ

    鳥栖小学校の古いグランドピアノの廃棄処分が決まった。
    年配の教師吉岡は、そのピアノを前に、45年前の特攻隊員の話を語った。

    『永遠の0』など、特攻隊の話はいくつか読みました。
    突撃に失敗したり、機械不良などで不時着したり、戻ってきたりした隊員がいた事もそこで知りましたが、振武寮の存在とその意味は今

    0
    2018年08月28日

    Posted by ブクログ

    知覧の特攻平和会館に行く度に、館内の売店で関連の本を一冊買うことにしている。
    この時は、ちょうどピアノが展示されていた。

    0
    2015年10月20日

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